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コラム 風紋

24年前の夏

 一九九四年六月二十七日深夜。会社から「朝イチで長野・松本へ飛んでくれ」との指示。ガス漏れ事故で死傷者が多数出たという。夜明けとともにヘリで向かい、上空から現場を撮影後、そのまま現地に入った。

 池で腹を上に浮く魚。点々と残る蜂など虫の死骸。風の流れを示すように枯れた草木。一帯に異様な静けさが漂い、「生」が感じられない現場。これはガス漏れ事故なんかじゃない…。こうしてオウム真理教の凶行、「松本サリン」の取材が始まった。

 六日と二十六日に元代表の麻原死刑囚らの死刑が執行され、二十四年前の夏を思い出した。(報道部写真デスク・久米洋一)

 

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