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北陸文化

オペラ 「リゴレット」 11月25日金沢歌劇座で上演

オペラ「リゴレット」の公演に意欲を語る演出家の三浦安浩さん=金沢市大和町の市民芸術村で

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演出は三浦安浩さん

現代に通じる要素伝えたい

 イタリアを代表する作曲家ベルディ中期の傑作オペラ「リゴレット」が11月25日、金沢市の金沢歌劇座で初めて上演される。ベルギーの画家ポール・デルボーの作品にヒントを得た幻想的な世界観の舞台美術が見どころの一つで、演出家の三浦安浩さんは「大役を頂いて光栄」と意気込む。

 「女心の歌」「慕わしい人の名は」「悪魔め、鬼め」などアリアの名曲が満載。ジルダ役(ソプラノ)の森麻季さんは、2011年の「椿姫」以来の歌劇座出演。リゴレット役(バリトン)にボーカルグループ「イル・デーブ」でも活躍する青山貴さん、マントバ公爵役(テノール)は昨年の「トスカ」でカバラドッシ役で好評だったルーマニア出身のアレクサンドル・バディアさん、殺し屋役(バス)は森雅史さん(富山県高岡市出身)。ほかの配役は全国オーディションで募集した。

 演奏はオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)、OEK専任指揮者の鈴木織衛さんが指揮する。

 原作はフランスの作家ユゴーの戯曲「王は楽しむ」。絶大な権力者と、その直属の部下である道化師、娘の物語。三浦さんは「甘美なファンタジーではあるが、見ている人に、権力者の元では同じようなことがわが身にもあり得るかもしれないと伝わることが大事だと思っている」と、現代にも通じる要素を強調した。

 金沢歌劇座では、地の劇場との共同制作で劇作家野田秀樹さん演出のモーツァルト「フィガロの結婚」、映画監督河瀬直美さんのプッチーニ「トスカ」など異色の上演を続けてきたが、今回は金沢単独で、これまで上演されていなかった名作を取り上げる。

 三浦さんは「いろいろな都市でオペラが上演されることが日本の文化にとって大事。ただ公演を持ってくるというだけでなく、一緒に舞台を作る意義は大きい」と語る。

 チケットは1万2000円〜3000円。(問)県立音楽堂チケットボックス=電076(232)8632=または歌劇座=電076(220)2501 (松岡等)

 

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