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北陸文化

キュレーター 鷲田めるろさん フリーで活動へ

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 金沢21世紀美術館のキュレーターを務めていた鷲田めるろさん=写真=が三月末で退職した。来年のあいちトリエンナーレ2019のキュレーター就任で、「両立が難しくなったため」。今後は金沢を拠点にしながら、フリーのキュレーターとして活動する。

 鷲田さんは一九七三年京都市生まれ。世田谷美術館を経て、一九九九年から開館準備中だった21美でキュレーターとなり、二〇〇四年の開館以降、美術館を設計した建築家ユニットの「妹島和世+西沢立衛/SANAA」展(〇五年)を皮切りに、「金沢アートプラットホーム2008」(〇八年)など美術館と町をつなぐ試みや「島袋道浩:能登」(一三年)、「3・11以後の建築」(一四年)などユニークな仕事が注目を集めた。

 美術館外でも、アーティスト・イン・レジデンスを行う仕組みづくりや、金沢在住の若手建築家らとともに都市と建築、美術をつなぐ活動をするCAAK(カーク)をつくる活動を展開してきた。

 二〇〇〇年代は越後妻有アートトリエンナーレや横浜トリエンナーレなど国際展が始まった時期。ベネチア・ビエンナーレ、ドクメンタなど海外の国際展も視察して「現代美術で国際展が重要な場所になっていた。チャレンジしたい気持ちがあった」という。

 昨年のベネチア・ビエンナーレで日本館キュレーターを務めた鷲田さん。瀬戸内国際芸術祭アーティスト選考アドバイザリーボード委員にも名を連ね、今後は金沢市内の大学で非常勤講師を務める予定。オープン間もない北京のギャラリーで、富山県高岡市出身の現代美術家・越後正志さんを紹介するのが退職後、最初の仕事になるという。 (松岡等)

 

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