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北陸文化

【映画】民族文化映像研の2本 「生活」の変化探る

作品「うつわ−食器の文化−」で、クバの葉で作った鍋で湯を沸かしている場面=(C)民族文化映像研究所

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25日、金沢で上映

 農山村や漁村の生活や文化を映像で記録している「民族文化映像研究所」(東京)の作品二本が二十五日、金沢市内で上映される。上映会を企画したグループの吉田健二さん(36)=同市=は「今と昔の生活は大きく変わった。作品を通じ、生活とはどういうことか考えられたら」と話している。

 研究所は、山村文化をフィルム映像で記録していた故・姫田忠義さんが一九七六(昭和五十一)年に設立し、映画百十九本、ビデオ作品約百五十本を制作してきた。

 「うつわ−食器の文化−」(七五年、41分)は、器の源流を探ろうと沖縄から北海道まで六十一カ所以上の旅の記録で、縄文土器や漆器、焼きもの、アイヌ民族が木の皮で作ったわんなどが出てくる。

 「奥会津の木地師」(七六年、55分)は、福島県南部地方で山から山へと移りながらブナを材料にわんを作っていた木地師たちの暮らしを再現した。こうした生活は昭和初期まで続いていたという。

 吉田さんは建築設計に携わり、町家の再生にも関わった経験から、生活の変化に関心を持った。「祖父母の見てきた風景や生活が知りたかった。現代は便利になり、生活するということの意味が変わってきたことに不安感も覚えている」とも話した。

 上映会は金沢市長町のバー「KIRIKOU」(キリク)で午後一時半開演。参加費千五百円(お茶、菓子付き)。定員二十人で要予約。問い合わせは吉田さん=090(3501)7872=へ。 (押川恵理子)

 

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