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北陸文化

【音楽】OEKベテラン2人がリサイタル

 オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)のファゴット奏者の柳浦(やぎうら)慎史さんと第2バイオリン首席奏者の江原(えばら)千絵さんが今月、それぞれにリサイタルを開く。長年OEKの要として活躍してきた2人が、培ったそれぞれの音楽をソロ奏者として存分に聴かせる。

柳浦慎史さん

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ファゴット 柳浦慎史さん

16日「幅広い表現味わって」

 柳浦さんは国立音楽大卒、ドイツ国立ミュンヘン音楽大マイスタークラス修了。1988年に創立とともにOEKに入団。94年に再び渡独し1年間、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、ミュンヘン木管五重奏団のメンバーとして活動した。OEKだけでなく各地から首席代行奏者に招かれ、室内楽でも活躍。日本打楽器コンクールファゴット部門審査員も務める。

 15年ぶりのリサイタルでは、OEKフルート奏者の松木さやさん、金沢を拠点にするピアニスト鶴見彩さんと共演。グリンカ、プレビン、シュレックそれぞれの「ファゴットとピアノのためのソナタ」、ドニゼッティとベートーベンそれぞれの「フルート、ファゴットのためのトリオ」の計5曲を演奏する。

 「学生時代から演奏したいと思ってきたベートーベンを中心に飽きさせない選曲をした。ユーモラスな低音から二枚目のテノールのような高音まで出せるファゴットの幅広い表現を味わってもらいたい」

 16日午後7時開演。前売り、当日とも一般2000円、学生1500円。

     ◇

江原千恵さん

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バイオリン 江原千絵さん

17日「難曲今だから弾ける」

 OEK入団25年の節目となる江原さんもリサイタルは12年ぶり。バルトークの無伴奏バイオリンソナタに金沢では初めて挑むほか、大学の先輩でもある作曲家・権代敦彦さんに委嘱した「今も死の時も〜nunc et in hora mortis〜for Violin」を世界初演する。

 江原さんは桐朋学園大卒後、ハンガリー国立リスト音楽院に留学。同政府給費留学生として3年半、その後、パリ・エコールノルマル第3過程では室内楽を学んだ。93年からOEK第2バイオリン首席奏者。

 リサイタルではほかに、ハンガリーで同門の姉弟子だったバイオリニスト萩原淑子さんを招き、バルトーク「44のデュオ」から12曲を演奏。エルガー「愛の挨拶(あいさつ)」(藤家渓子編)、シュニトケのフーガなども。

 曲の委嘱を「気軽に頼んだら、気心を知る権代さんが素晴らしい曲を書いてくれた」と江原さん。バルトーク無伴奏には「ハンガリーでの恩師はこの世界的奏者。難曲だが、今だから、まだ挑戦できるという思い」と意気込む。

 17日午後3時開演。前売り一般3000円、学生2500円(当日はともに500円増し)。

 両公演ともチケットは、石川県立音楽堂チケットボックス(問)076(232)8632

 

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