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北陸文化

【映画】ホンマタカシさんのエゾシカ猟記録 「最初にカケスがやってくる」上映会

「First,jaycomes/最初にカケスがやってくる」(2016年)から

写真

27日、金沢21美

 写真家ホンマタカシさんがエゾシカ猟を記録した映画「最初にカケスがやってくる」の上映会が二十七日、金沢21世紀美術館である。シカの仮面をつけた覆面バンド「Deer Revenge」のライブ、国内狩猟肉の製造や卸売業を営む石崎英治さんによるエゾシカの実食会もあり、シカに焦点を当てるホンマさんの作品世界の一端を掘り下げる。

 ホンマさんは一九六二年東京生まれ。九九年に写真集「東京郊外 TOKYO SUBURBIA」(光琳社出版)で木村伊兵衛写真賞受賞。「東京の子供」(リトル・モア)など写真集多数。写真の一方で映像作品も手掛け、インドネシア・スマトラ島沖地震による津波被害から十年後を描いた「After 10 years」などがある。

 二〇〇〇年代後半から北海道・知床のエゾシカ猟に同行して撮影を続け、「最初にカケスがやってくる」は、エゾシカ猟とその後のシカの内臓がどのように他の動物に食べられ消えていくのかを定点観測した作品。ワンカットの映像で「ニュードキュメンタリー」ともいわれ、映像の新たな可能性も示している。

 石崎さんは一九七八年生まれ。国内狩猟肉の製造や卸売業を営む一方、シカやイノシシなど野生獣肉を「伝統肉」とした「NPO法人伝統肉協会」理事長として、獣肉食文化の普及啓発活動を行っている。ホンマさんの作品とともに食べるという行為も考えさせられそうだ。 (松岡等)

 イベントは21美の企画「自治区」の一環。上映とライブは午後二時から、実食会は午後六時から。定員三十人、先着順。料金三千五百円。(問)同美術館076(220)2801

 

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