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北陸文化

【本】「夜明けの約束」翻訳・出版 岩津航さん(金沢大准教授)

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21日、記念イベントも

 戦後フランスを代表する作家ともいわれるロマン・ガリの代表作「夜明けの約束」を、金沢大准教授の岩津航さん(フランス文学、比較文学)が初めて邦訳、出版した。記念のトークイベントが二十一日午後四時半から金沢市石引の書店「石引パブリック」である。

 ガリは一九一四年、現在のリトアニアに生まれた。三五年にフランス国籍を取得し、第二次大戦で空軍に参加。戦後は外交官として各国を転任しながら、小説家として活躍し、「自由の大地」でフランスで最も権威のあるゴンクール賞を受賞した。その後にエミール・アジャールの名義で「これからの一生」でも受賞。史上唯一、同賞を二度受賞した作家になった。女優ジーン・セバーグの夫でもあり、フランスでは八〇年に拳銃自殺を遂げた波瀾の人生で知られる。

 「夜明けの約束」はユダヤ系ロシア移民としてフランスに移住し、ナチスと戦うまでのガリの半生を、強烈な個性の母と一人息子の激しい愛情の物語として自伝的に描いた作品。

 トークでは、岩津さんともに、同書の版元でもある個性的な出版社「共和国」を創設した編集者下平尾直さんが、同書の魅力や出版に至った経緯、「ひとり出版社」の作り方などについても紹介する。参加費千円(同書を石引パブリックで購入の場合は無料)。予約は、石引パブリックのHPまたは電076(256)5692。 (松岡等)

 

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