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北陸文化

【映画】カナザワ映画祭「期待の新人監督」 15日から金沢21美

再出発するカナザワ映画祭をPRする「映画の会」の小野寺生哉さん=金沢市の中日新聞北陸本社で

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 今年から七月〜十一月に全国六会場で分散開催することになったカナザワ映画祭。十五日から三日間の日程で、金沢市の金沢21世紀美術館で、公募による自主映画のコンペティション「期待の新人監督」が開かれる。短編、長編合わせて計二十二本を上映する。

 映画祭の再スタートを機に、開催母体だった任意団体「かなざわ映画の会」は一般社団法人化して「映画の会」に。代表理事として映画祭をけん引する小野寺生哉さん(41)は「すでに商業デビューした監督の応募もあり見応え十分」と話している。

 映画祭のコンペは二〇一一年から始まり、プロデビューを果たした監督も出るようになってきた。今回は昨年を上回る八十九本の応募があった。他の映画祭で受賞歴があったり、助監督として経験を積んだりした監督による作品も。自主制作ならではのエネルギーに満ち、ジャンルもコメディー、バイオレンス、ホラー、青春映画、群像劇とバラエティー豊か。

 小野寺さんは「一九九〇年代生まれの若い人が多いが、レベルは高く選ぶのに苦労したほど」と話す。審査員は、作家の平山夢明さん、大分シネマ5代表、コミュニティシネマセンター代表理事の田井肇さん、小野寺さんの三人。最終日にグランプリの期待の新人監督賞、観客賞を選ぶ。

 また映画祭初日の十五日は、「海炭市叙景」「武曲」などの熊切和嘉監督のデビュー作「鬼畜大宴会」をフィルム上映し、熊切監督と自称・虚業家というプロデューサーの康芳夫さんとのトークイベント「ヤプー倶楽部」も予定する。

 映画祭は二〇〇七年に始まり、暴力、エロス、怪奇ものなど、奇抜なプログラムで全国から数多くの映画ファンを集めてきた。近年、会場だった旧金沢ロキシー劇場が再開発のために使えなくなり、いったんは昨年の十回目を最後としてきた。

 しかし小野寺さんが昨年、全国のミニシアターや上映団体などでつくるコミュニティシネマセンターのシンポジウムに出席した際、各地の上映施設から声がかかり、「カナザワ映画祭」の看板をそのままに各地で分散開催することになった。

 鑑賞チケットは金沢市のシネモンドかカナザワ映画祭サイト内の注文フォームで買える。 (松岡等)

◇金沢以外の日程

 8月3〜6日「爆音上映」(山口市、山口情報芸術センター)▽8月11〜13日「宇宙怪談大会」(石川県羽咋市、コスモアイル羽咋)▽9月8〜10日「北九州進攻作戦(仮)」(北九州市、北九州小倉昭和館)▽10月7〜9日「エロス+変態(仮)」(京都市、京都みなみ会館)▽「アナーキー・イン・ザ・みちのく(仮)」(仙台市、仙台桜井薬局セントラルホール)

 

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