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北陸文化

8月開館の富山県美術館 開館記念展テーマ「生命と美の物語」

富山県美術館のロゴ

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3月25日 カフェなど先行オープン

 富山県立近代美術館を移転・新築し、富山市の富岩運河環水公園で三月二十五日に一部開館する富山県美術館。運営理念には、これまで以上にデザインの視点を取り入れて「アートとデザインをつなぐ」を掲げる。注目される開館記念展は八月二十六日から。テーマを「生命と美の物語 LIFE−楽園をもとめて」とすると発表された。

 旧美術館では二十世紀初頭以降の美術の流れを展望して、コレクションにはポスターや家具などデザインの部門も充実させてきた。新美術館がデザインの充実を掲げるのには、これまでの活動を踏まえながら、他の美術館との差別化を図ろうとする姿勢がうかがえる。美術館の略称も富山のT、アートのA、デザインのDで「TAD」とした。富山にゆかりのある世界的デザイナー永井一正さんによるロゴにも「アート&デザイン」の文字を加えてアピールする。

アンリ・ルソー「サン=ニコラ河岸から見たシテ島」(1887〜88年、世田谷美術館蔵)

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 開館記念展では、所蔵の百点に、国内の美術館などから借り受ける作品約五十点を加える。これまでに決まっているアンリ・ルソーの「サン=ニコラ河岸から見たシテ島」は運河に面して建てられた新たな美術館の外観を彷彿とさせる。

オーギュスト・ルノワール「青い服を着た若い女」(1876年頃、三重県立美術館蔵)

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 このほか十九世紀のフランス印象派の巨匠ルノワールの「青い服を着た若い女」を三重県立美術館から借り受けるほか、川崎市岡本太郎美術館から岡本太郎の初期の油彩「傷ましき腕」、日本画では菱田春草の屏風「落葉」などが並ぶ。

 三月二十五日はNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」のモデルになった洋食店「日本橋 たいめいけん」が入るレストラン、カフェ、ミュージアムショップが先行オープン。四月二十九日に同美術館の特徴の一つでグラフィックデザイナー佐藤卓さんがデザインした遊具を配置する屋上庭園「オノマトペの屋上」が開園する。

  (松岡等)

 

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