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北陸文化

【音楽】W.C.カラスさん 弾き語り14曲

新譜「耐えて眠れ」(Pヴァイン)

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内面さらけ出すように

新譜 「耐えて眠れ」

 富山県高岡市在住で林業に携わりながらブルースを歌うW.C.カラスさん(52)=本名・大屋清=が3枚目となる新譜「耐えて眠れ」(Pヴァイン)をリリースした。ギターの弾き語りで、自らの内面をさらけ出すように歌う全14曲。自ら「ひと言でいうならピュアなアルバム。最高傑作」と言い切る。

 2013年に「W.C.カラス」でデビューするや“きこりのブルースマン”として一気に日本のブルース界に旋風を巻き起こした。サックス奏者の梅津和時さんらが参加し、ポップな味わいも押し出していた前作「うどん屋で泣いた」から一転。1人スタジオにこもって録音した。

 「他のミュージシャンと演奏するのは刺激もあるし、音楽の幅も広がる。だからといって1人ででも強力な世界を作ることだってできないわけじゃない。逆に1人でしか出せないサウンドもあり、自由闊達(かったつ)さがある」

 スライドギターを駆使した「汽笛を鳴らせ」、自らの人生観をさらけ出す「死隷の歌」、絶望感をぶつけたような「どうにもならねぇ、どうにもならねぇ」などカラスだけの世界が横溢(おういつ)する。小坂忠さんの「機関車」、中原中也の詩を友川カズキさんが歌った「サーカス」のカバーなどバラエティーにも富み、聴き応え十分な1枚に仕上がっている。2500円(税別)。 (松岡等)

 

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