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北陸中日美術展

私の美世界 ▽2 『磁力の華II』 野田秀樹さん(愛知県扶桑町、54歳)

写真

磁石使い予想できぬ形

 四角い画面の中で黄色の光がうごめく。科学の本で見た星の爆発を思い出す。性格検査のロールシャッハ画像のようなにじみ。内臓器官を思わせる有機的な感触がある。

 近づくと獣の体毛のような細かい線がびっしりと集まっているのが分かる。斜めからのぞけばわずかな凹凸がある。−砂鉄だ。

 「これまで具象を描いてきたんですけど、少し挑戦的なことをしてみたくて。今注目のリニアやハイテクに利用されている磁力を作品に取り入れてみようと思ったんです」

 筆の代わりに磁石を使って描く。磁石の動いた痕跡が人間の血管や植物の葉脈のように浮き上がる。その「自分でも想像できない面白さ」に表現の可能性を感じている。 (鈴木弘)

 

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