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北陸中日美術展

第48回北陸中日美術展 中日大賞に選ばれた 伊庭広人さん

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 「自分が信じて描いてきたことが評価されて、心底うれしい。次につながります」

 四十八回目を迎えた北陸中日美術展で、三百点近い応募作からグランプリに選ばれた。

 これまでにも複数の受賞歴があるが、今回は「二人の著名な先生に認めていただけた。喜びは格別です」。団体に所属せず、一人黙々と制作する身にとって、賞は大きな励ましだ。

 中日大賞受賞作は、黒を背景に画面奥から光の波がうねるように広がる油彩画。審査員から「外界と心象が一致した象徴的な風景」(針生一郎氏)、「深い精神性が感じられ、技術的にも素晴らしい」(建畠晢氏)と高く評価された。

 「展望」の誕生は十年前にさかのぼる。平和や豊かさの裏に危うさや不透明感を感じ、もやの漂う草むらを思い付いた。近年は「時代を表現すると同時に見た人に勇気や希望も伝えられるよう」光をより明るく描くようになった。シリーズ百七十八作目で大きな手応えをつかんだ。

 中学から油絵を始め、京都精華大洋画科を卒業後、滋賀県近江八幡市の自宅隣に画塾を設立。母校の高校の非常勤講師も務めながら制作に励む。四十一歳。 (鈴木弘)

 

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