氷上の数学

名古屋でGPファイナル

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルが名古屋で7日開幕し、日本からは男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)、女子の宮原知子(関大)と樋口新葉(東京・日本橋女学館高)が出場する。今回はソチ五輪金メダリストの羽生結弦(ANA)、元世界選手権王者のハビエル・フェルナンデス(スペイン)ら実力者がけがなどで相次いで進出できず、出場3回目の宇野に初優勝の期待がかかる。出場12選手の今季GPベスト演技の特徴を紹介する。

 2017/12/7 中日新聞電子編集部

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男子:すでに4回転4本時代

 男子は、4回転ジャンプをショートプログラム(SP)で2本、フリースケーティング(FS)で4本跳ぶ時代になっている。

 第1戦ロシア杯のSPでは、チェン、コリャダ、ボロノフの3人が4回転+3回転の連続技を前半に決めている。宇野は、点数が1.1倍になる後半で4回転+2回転と3回転アクセルを跳び、点を稼いだ。

 FSでは、4回転3本を後半に回す宇野が圧倒的に強い。グランプリシリーズ第2戦のスケートカナダでは、1本失敗したにもかかわらず197点をとり、合計で300点台に乗せている。ジャンプで宇野に対抗できるのはチェンのみだが、チェンは前半に3本を割り当てている。

女子は混戦予想

 女子は、ロシアのメドベージェワが参加せず、混戦が予想される。SPでは、スケートカナダで優勝したケイトリン・オズボンド(カナダ)が出した76.06点が最高。ただし、宮原のスケートアメリカでのスコアは、不本意な3回転+3回転を含んでおり、大きな差はない。

 FSでは、連続ジャンプを連発したザギトワ(ロシア)がフランス杯で出した151.34点が最高。コストナー(イタリア)と宮原は143点で並んでいるが、コストナーは演技構成点で稼ぐタイプだ。