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藤が丘方面(後方)に向かう地下鉄東山線=名古屋市名東区で(ミニチュア模型のように撮影できるレンズを使用)

 東へ向かう地下鉄東山線は、一社(名古屋市名東区)を過ぎると地上に出る。

 沿線にはマンションが林立。終点の藤が丘(同区)は、不動産会社が公表する「住みたい街」ランキング上位の常連である。商業施設が充実。都心へ向かう電車の始発で「たいてい座れる」のも人気の理由という。

 地下鉄開業以前の高度経済成長期のころ、一帯には田畑が広がっていた。地主たちは宅地開発を決意。4つの土地区画整理組合が1966(昭和41)年、線路や車庫の用地を名古屋市に寄付し、地下より経費が安い地上高架式が可能になった。69年、星ケ丘−藤が丘(当時は藤ケ丘)間が開業。翌70年、藤が丘周辺の人口は65年の2倍以上になった。

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 商店街で会った主婦尾畑泰子さん(76)は、72年から近くの団地に住む。「買い物はほぼ、地元で済む。越してきたころは何もなかったけどね」と語る。名東区の人口増加は、今も市内屈指。駅前の新築マンションのベランダには「モデルルーム公開中」という横断幕が掲げられていた。

 文 ・塚田真裕
 写真・布藤哲矢

 地下鉄東山線 高畑(名古屋市中川区)−藤が丘(同市名東区)間の20.6キロで22駅。名古屋市営地下鉄では最古の路線で、1957(昭和32)年11月、名古屋−栄町(現・栄)間の2.4キロが開通したのが始まり。その後、順次、延伸された。69年4月の中村公園−名古屋間開業に合わせ、68年に名古屋駅ホームが延伸された。82年9月に高畑−中村公園間が開業し、今の路線の姿となった。

名古屋の戦後の成長を支えてきた地下鉄東山線(動画)

 

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