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アルピコ交通上高地線の線路沿いに咲き誇るヒマワリ=長野県松本市で

 車窓にヒマワリ畑が広がる。大輪の数は13万個という。

 畑は、長野県松本市のアルピコ交通上高地線沿い。地元のJAと松本大の学生有志が、2009年から世話している。みんなで観賞できるヒマワリを育てて地域を活性化する狙い。未使用だった大学の土地0.6ヘクタールに毎年6月、種をまく。

 松本では古くから、花でまちを元気にする活動が盛ん。戦争ですさんだ人々の心をいやし、社会を明るくしようと小学校教諭だった故・小松一三夢(いさむ)さんが1952年に始めた取り組みが「花いっぱい運動」の発祥で、全国に広がった。松本の市街地に記念碑が立つ。

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 上高地線沿いのヒマワリ畑では4、5日、恒例の「ひまわり祭り」がある。運営は松本大の学生。ヒマワリ畑の「迷路」などで人々を楽しませる。上高地線も期間中、学生がデザインしたヒマワリのヘッドマークを一部の電車に付け、PRに協力する。

 運営にかかわる松本大2年小松美緒さん(20)は「ヒマワリが、人と人をつないでくれたら」と願う。

 文 ・水田百合子
 写真・浅井慶

 アルピコ交通上高地線 松本と新島々を結ぶ14.4キロで14駅。全区間が長野県松本市内にある。1921(大正10)年、筑摩鉄道島々線として開通。社名は筑摩電気鉄道、松本電気鉄道を経て2011(平成23)年にアルピコ交通。路線名は、松本電気鉄道時代の1955(昭和30)年に上高地線になった。アルピコは英語のALPINE CORPORATIONSに由来し「アルプスの麓の企業群」という意味。グループ企業はホテルなどを経営。

北アルプスの麓を走るアルピコ交通上高地線(動画)

 

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