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豊田市駅前にある小型電気自動車の駐車場=愛知県豊田市で

 遊園地のゴーカートみたいに、こぢんまりした車だ。トヨタ車体の一人乗り電気自動車「コムス」。愛知県豊田市の名鉄三河線豊田市駅前の駐車場に並ぶ。

 会員登録した人が有料で運転できる。コムスは100台超用意され、市内約60カ所の駐車場で乗り降りする。

 エコカーのシェア(共有)システム「ハーモライド」で、市とトヨタ自動車が2012年に始めた。駐車場は駅前などにあり、鉄道利用も促す。慢性的な市内の渋滞を緩和し、排ガスを減らす目的。利用者は徐々に増えているという。

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 市交通政策課の堂山誠也さん(38)は「車は、所有から共有へと進む」と見通す。自動運転が実用化されれば、乗る人は車に目的地を設定するだけ。感覚はタクシーに近い。所有する人は減ると推測されている。

 実際に会員登録し、豊田市駅前から乗ってみた。信号待ち。近くを歩く女子高生がこちらを指さし「小さいやつ」と笑っている。じきに物珍しい存在ではなくなるのだと言い聞かせ、信号が変わるのを待った。

 文 ・安福晋一郎
 写真・鵜飼一徳

 名鉄三河線 碧南(愛知県碧南市)と猿投(同県豊田市)を結ぶ39.8キロで23駅。知立を境に猿投方面を「山線」、碧南方面を「海線」と呼ぶ通称もある。1914(大正3)年開通の三河鉄道が前身。2004年に吉良吉田−碧南間、猿投−西中金間が廃止された。豊田市−梅坪間では、名古屋市営地下鉄鶴舞線直通の名鉄豊田線の電車も運行されている。

田園、工場、住宅街と、車窓が多彩に変化する名鉄三河線(動画)

 

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