トップ > 出発進行 > <2>職場の苦楽 行き交う

ここから本文

<2>職場の苦楽 行き交う<< 出発進行TOPへ

写真

朝、足早に職場に向かうサラリーマンたち=愛知県刈谷市の刈谷駅で

 午前7時、愛知県刈谷市の刈谷駅。

 名鉄三河線の電車を降りた人々は改札を出て、職場へ急ぐ。JR東海道線との接続駅。周辺にはトヨタ自動車系企業の本社や工場が並び朝夕、混雑する。

 東海道線の駅は1888(明治21)年にできた。1914(大正3)年には名鉄三河線の前身・三河鉄道が一部開通し、刈谷は鉄道の要衝となる。

 23(大正12)年の豊田紡織(現・トヨタ紡織)の工場進出以降、企業が集積したが、駅の存在がそれを後押しした。刈谷市学芸員の長沢慎二さん(34)は「工員の通勤などのため、鉄道は重要でした」。市が法人税収入に恵まれているのも電車通勤のサラリーマンのおかげ、と言える。

写真

 通勤中のみなさんに駅近くで質問した。あなたにとって会社とは何か。

 勤続35年の男性(55)は足を止め「人生の一部です」。最近、楽しかったことを中間管理職(52)に聞いたら、少し考え「会社のみんなで休日、バーベキューをしました」。きっといい職場なんだろうな。

 文 ・安福晋一郎
 写真・鵜飼一徳

 名鉄三河線 碧南(愛知県碧南市)と猿投(同県豊田市)を結ぶ39.8キロで23駅。知立を境に猿投方面を「山線」、碧南方面を「海線」と呼ぶ通称もある。1914(大正3)年開通の三河鉄道が前身。2004年に吉良吉田−碧南間、猿投−西中金間が廃止された。豊田市−梅坪間では、名古屋市営地下鉄鶴舞線直通の名鉄豊田線の電車も運行されている。

田園、工場、住宅街と、車窓が多彩に変化する名鉄三河線(動画)

 

この記事を印刷する

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索