トップ > 出発進行 > <4>細寒天 麺でつるんっ

ここから本文

<4>細寒天 麺でつるんっ<< 出発進行TOPへ

写真

明知鉄道山岡駅構内の店で味わえる寒天ラーメン。店から列車が見える=岐阜県恵那市山岡町田沢で

 寒天ラーメンは1杯500円。岐阜県恵那市の明知鉄道山岡駅構内にある資料館兼飲食店「かんてんかん」で食べられる。

 1杯148キロカロリーで、ヘルシーさが売り。全国屈指の寒天産地・山岡をPRしようと、合併前の旧山岡町観光振興公社の発案で1995年に生まれた。

 寒天は本来、和菓子の材料。山岡では昭和初期から農家の副業として、身の細い細寒天が生産された。

写真

 海藻のテングサの煮汁をろ過して固める。天日干しと天然冷却を繰り返すため、寒さが厳しく、晴天が多い気候が適した。海外産の粉寒天に押され、生産者は最盛期の1割の10軒余に減ったが、細寒天の全国シェアは今も8割を占める。

 寒天ラーメンも誕生から20年超。製造元の一つ「山サ寒天産業」の佐々木善朗社長(61)は「最初にラーメンと聞いた時は『えっ』と思ったよ」と懐かしむ。人気爆発とは言えないが、健康志向の時代に合ったのか、コンスタントに食されている。麺だけに、細くとも長く愛されるのがいい。

 文 ・吉岡雅幸
 写真・田中久雄

 明知鉄道 恵那(岐阜県恵那市)−明智(同市)間の第三セクター鉄道で、前身は旧国鉄の明知線。全長25.1キロで11駅。1933(昭和8)年、大井(現恵那)−阿木間で開通し、翌34年に全線開通した。国鉄時代を経て、85年に三セク化された。

岐阜県東濃地方を走る明知鉄道(動画)

 

この記事を印刷する

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索