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天竜浜名湖鉄道の金指駅近くを走る列車。線路沿いに太陽光パネルが並んでいた=静岡県浜松市北区で

 天竜浜名湖鉄道に乗り、静岡県浜松市内の風景を眺めていると、太陽光パネルの多さに気付く。民家の屋根のみならず、線路沿いの山の斜面にも置かれている。

 浜松の日照時間の長さは全国屈指。本州南岸で緯度が低く、日は長い。北西から近づく雪雲は愛知県の山間部などに阻まれ、冬も晴れる。旧三ケ日町で栽培されるミカンも、豊富な日照で、甘さと色づきが増す。

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 浜松市内の太陽光発電設備は10キロワット以上の産業用で6500カ所超あり、市町村別で全国トップ。シラスウナギの不漁もあり、浜名湖のウナギ養殖に往時の勢いはないが、かつて養鰻(ようまん)池だった湖周辺の土地にも発電設備が増えている。

 浜松市北区の金指(かなさし)駅近く。主婦間宮美香さん(37)の家にも、屋根に太陽光パネルがあった。売電で月2万〜3万円得られるという。

 わんぱく盛りの7歳と3歳の男の子を育てるだけに「洗濯物が多く、よく乾くことがうれしい」と語る。故郷の群馬の冬は寒く、洗濯物は凍った。浜松では1日3回、洗濯することもあるという。

 文 ・島 将之
 写真・布藤哲矢

 天竜浜名湖鉄道 掛川(静岡県掛川市)−新所原(同県湖西市)間の第三セクター鉄道。全長67.7キロで39駅。前身の二俣線が1940年に全線開通した。戦後は国鉄が運営。赤字で廃止対象になったが、県や沿線自治体が存続を求め、87年に三セク化された。

静岡県西部を走るローカル線、天竜浜名湖鉄道(動画)

 

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