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ボート競技が盛んな瀬田川。滋賀大のボートの向こうに京阪電車が見えた=滋賀県大津市で

 大津市の石山寺駅前に広がる瀬田川。始発電車が出る前の午前5時は薄暗いが、学生が乗ったボートが何艇も川面を滑走する。

 琵琶湖そばの瀬田川は、ボート競技が盛ん。同志社、龍谷などの各大学や実業団のボート部の合宿所や艇庫が、川沿いに軒を連ねる。

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 京大文学部2年の近藤啓太さん(20)も合宿所暮らしで、大学との往復は京阪電車。瀬田川の良さは、ボート部員と住民の近さという。ボートの手入れをしていると、散歩をしている人からよく「応援しているよ。がんばって」と声を掛けられる。

 滋賀県民に親しまれる曲で、「われは湖(うみ)の子」で始まる「琵琶湖周航の歌」の詞は、旧制三高(現・京大)ボート部員小口太郎が大正期に作った。京大ボート部はレース後、勝っても負けても歌う。

 8人乗り「エイト」で、指揮役の舵手(だしゅ)(コックス)を務める近藤さん。9月に埼玉・戸田である全日本大学選手権で優勝するのが目標という。先輩から継いだ歌は、勝って歌いたい。

 文 ・鈴木啓紀
 写真・横田信哉

 京阪京津(けいしん)・石山坂本線 両線を合わせて京阪大津線とも呼ばれる。京津線は、御陵(京都市)とびわ湖浜大津(大津市)を結ぶ7.5キロで全7駅。御陵で京都市営地下鉄東西線に乗り入れている。1912(大正元)年開通の京津電気軌道が前身。石山坂本線は、石坂線の略称で親しまれる。大津市内の石山寺と坂本比叡山口を結ぶ14.1キロで全21駅。1913(大正2)年開通の大津電車軌道が前身。

琵琶湖近くを走る京阪の京津線と石山坂本線(動画)

 

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