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かるたの練習に励む井関日和さん(左)、和心さん姉妹=滋賀県大津市の近江神宮で

 滋賀県大津市の京阪石山坂本線・近江神宮前駅から徒歩約10分。神宮境内にある施設「近江勧学館」で、中学2年の井関日和(ひより)さんが、畳の上のかるたの札をにらんでいる。歌が読まれ始めるや、パンと札を払った。

 かるた会の週1回の練習。大人と子ども計約150人が一対一の試合形式で腕を磨く。日和さんは中1の弟和(やまと)さん、小5の妹和心(なごみ)さんと一緒に自宅近くの石山寺駅から電車で通う。

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 百人一首の巻頭の歌をつくった天智天皇をまつる近江神宮は、かるたの聖地。毎年「名人」と「クイーン」を決める大会がある。クイーンを目指す高校生を広瀬すずさんが演じた映画「ちはやふる」の舞台になった。

 日和さんは原作漫画のファン。全37巻をそろえている。和さんと一緒にかるたを始めた6年前、「十首覚えたら1巻を買う」と親と約束し、二人とも2カ月で全百首を覚えた。

 「かるたで集中力を養える」と日和さん。練習で消耗し、帰りの電車ではよく、きょうだいそろって舟をこぐという。

 文 ・鈴木啓紀
 写真・横田信哉

 京阪京津(けいしん)・石山坂本線 両線を合わせて京阪大津線とも呼ばれる。京津線は、御陵(京都市)とびわ湖浜大津(大津市)を結ぶ7.5キロで全7駅。御陵で京都市営地下鉄東西線に乗り入れている。1912(大正元)年開通の京津電気軌道が前身。石山坂本線は、石坂線の略称で親しまれる。大津市内の石山寺と坂本比叡山口を結ぶ14.1キロで全21駅。1913(大正2)年開通の大津電車軌道が前身。

琵琶湖近くを走る京阪の京津線と石山坂本線(動画)

 

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