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ふたば未来学園高校に近い広野駅。通学の生徒らで混雑していた=福島県広野町で

 午前7時すぎ、福島県楢葉町の竜田駅。

 町内に住む県立ふたば未来学園高校2年、泉水(せんすい)悠斗さん(17)はいつもの朝のように、上り列車に乗りこんだ。学校近くの広野駅(同県広野町)まで9分。いつものようにスマートフォンで好きなJポップを聴く。

 2011年3月に東京電力福島第一原発で事故が起きた時、小学4年生だった。両親、妹と一緒に同県いわき市の親戚宅に身を寄せた。「すぐに家に帰れると思った」というが、避難生活は昨年3月まで続いた。

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 ふたば未来学園高校は15年4月に開校。原発事故の影響で生徒が減り、募集を停止した近隣公立校5校を引き継いだ。泉水さんは「討論」の授業が楽しいという。「原発」「再生可能エネルギー」などをテーマに意見を交わす。

 大学に進み、卒業後は地元で建築の仕事に就きたい。幼いころから重機が好き。復興事業に携わる人向けのホテルが次々と建設されるのを見て、思いは強くなった。「自分も福島の役に立ちたい」と願う。

 文 ・池内 琢
 写真・今泉慶太

JR常磐線 日暮里(東京都荒川区)と岩沼(宮城県岩沼市)を結ぶ343.1キロで、1898(明治31)年に全線開通。2011年3月の東日本大震災では福島、宮城両県内などの各地で不通になった。事故があった東京電力福島第一原発に近い広野(福島県広野町)−原ノ町(同県南相馬市)間では14年以降、区間ごとに順次、運転を再開したが、現在も富岡(同県富岡町)−浪江(同県浪江町)間が不通。2020年3月までの運転再開を目指す。

復興に向けて歩む人々の姿を追う 福島、宮城両県の常磐線(動画)

 

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