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近鉄宇治山田駅のコンコース。西洋風建築で、八角形の明かり窓が並ぶ=三重県伊勢市で

 三重県伊勢市の近鉄宇治山田駅の建物は、国の登録有形文化財。西洋風建築で、コンコースの壁には八角形の明かり窓が並ぶ。天井は高い。

 伊勢神宮の参拝客を迎える駅として1931(昭和6)年に建設された。天皇陛下ら賓客も利用する。

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 山辺美智男駅長(58)は「この駅にいると、背筋がピシッと伸びます」と語る。同県志摩市生まれで、父も近鉄マンだった。自身は子どものころ、宇治山田の立派な駅舎にあこがれた。

 駅長就任は2015年10月。翌年5月の伊勢志摩サミット開催時は、緊張の日々を送った。1990年11月の天皇陛下の参拝直前、駅のコインロッカーとトイレで出火や爆発が相次いだ事件の写真を駅員室に張り、油断を戒めた。

 格式を誇る駅のトップとして迎えた3回目の新春。山辺駅長は4日、ホームで特急の到着を待った。降り立ったのは、年頭参拝に訪れた安倍晋三首相。構内を先導して歩き、首相が乗り込んだ車が出発すると、背筋を伸ばして敬礼した。

 文 ・大島康介
 写真・榎戸直紀

近鉄山田線・鳥羽線・志摩線 山田線は伊勢中川−宇治山田間、鳥羽線は宇治山田−鳥羽間、志摩線は鳥羽−賢島間。計33駅で66キロ。山田線の前身は1930(昭和5)年に部分開通した参宮急行電鉄、志摩線の前身は29年開通の志摩電気鉄道。鳥羽線は70年に全線開通した。

観光資源の豊富な沿線 近鉄山田・鳥羽・志摩線(動画)

 

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