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【大相撲】

稀勢、4度繰り返した「集中」に決意込めた きょう秋場所初日

2018年9月9日 紙面から

土俵祭りに臨む(後列左から)稀勢の里、高安、御嶽海=両国国技館で(七森祐也撮影)

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 大相撲秋場所の土俵祭りが8日、両国国技館であり、三役以上の力士や親方衆らが15日間の安全を祈願した。8場所連続の休場明けで、進退を懸ける横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=は初場所以来、4場所ぶりに本土俵と向き合って「集中するだけ」と短い言葉で平常心を強調した。

 相撲人生を左右する本土俵との対面は、初場所以来。稀勢の里が、周囲の談笑に加わることなく、引き締まった表情で祭礼を見つめ続けた。

 引き揚げる前に応じた取材では、慎重に選んだ言葉に決意を込めた。「集中」と4度、繰り返して「良い状態で、特に気負いもない。1日一番、やるだけ」。仕上がりを自身に納得させるようにうなずいた。

 進退が懸かる場所は、初日がいきなりヤマ場となりそうだ。8場所連続休場中、土俵に上がったのは昨年の夏、名古屋、九州各場所と今年の初場所だが、4度とも黒星発進。勢いに乗れないまま、いずれも途中休場に追い込まれた。滑り出しが鬼門となっている。

 さらに初日の対戦相手の勢は、直近の昨年名古屋場所、16度目の顔合わせで初黒星。この一番で横綱は左足首を痛め、翌日から休場した。不安材料ばかりだが、逆境をはねのければ、これ以上ないスタートダッシュにつながるのは間違いない。

 崖っぷちの横綱に、土俵祭りの観客からは「信じてるぞ!」と温かい声援が飛んだ。横綱として節目の10場所目。まだ終われない。誰もが復活劇を待っている。 (志村拓)

 

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