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【大相撲】

パワフル白鵬、最多1047勝へM20

2017年5月20日 紙面から

白鵬(左)が押し出しで遠藤を下す=両国国技館で(神代雅夫撮影)

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◇夏場所<6日目>

(19日・両国国技館)

 横綱白鵬(32)=宮城野=は遠藤を押し出し、横綱日馬富士(33)=伊勢ケ浜=は碧山を寄り切ってともに6連勝。白鵬は元大関魁皇(浅香山親方)が持つ歴代最多勝利(1047勝)へあと20勝とした。左上腕付近に負傷を抱える横綱稀勢の里(30)=田子ノ浦=は危なげなく平幕大栄翔を浴びせ倒して4勝目。大関昇進を狙う関脇高安(27)=同=が関脇玉鷲に押し出されて初黒星を喫したため、全勝は横綱2人に。両横綱を追う1敗は高安と平幕大翔丸、新入幕阿武咲の3人となった。

 白鵬が柔の遠藤を剛で制した。左から張って右からかち上げる。懐に入ろうとする遠藤を、そこから何度も何度も突き返し、体勢を崩してから押し出し。高安に土がつき無傷のトップは白鵬と日馬富士だけに。「当然でしょ」と言い放った。

 場所前に友人で歌舞伎役者の中村獅童から「頑張りましょう、というメールをいただいた」という白鵬。初期の肺腺がんが見つかったという突然のニュースに、「早く見つかって良かった。これからですからね。早く治してもらいたい。連絡は良くなってから」と土俵の上から激励の白星を届けることもできた。

 休場した春場所後に肉体改造に取り組んだ。従来の柔らかさに加え、上半身の筋肉が浮き上がってきた。遠藤を「さすが身体が柔らかいね」とたたえればたたえるほど自身の強さが際立った。

 4月にモンゴルへ帰国し、「10年ぶりのきついトレーニングをした」。帰国後も部屋で今までやったことがないダンベルなどを使ったサーキットトレーニングを続けた。場所中も朝稽古の締めに、必ずダンベルを担ぎ上げる。

 「先輩らが200キロを上げたりするのと(相撲は)全然違うと言うけど、きのうの相撲(御嶽海戦)も片手1本。少なからず気持ち的に気分転換にもなる」。この日も力でねじ伏せた。

 通算1027勝目。魁皇が2011年名古屋場所で記録した歴代最多1047勝まで、あと20勝に迫った。連勝を続ければ、新記録達成は名古屋場所の12日目。6場所ぶりの賜杯を土産に名古屋へ乗り込むつもりだ。 (岸本隆)

 

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