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【大相撲】

白鵬、顔面に張り!かち上げ 必殺攻め解禁

2017年5月19日 紙面から

立ち合いで御嶽海(左)にかち上げを見舞う白鵬(大泉謙也撮影)=両国国技館で

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◇夏場所<5日目>

(18日・両国国技館)

 横綱白鵬(32)=宮城野=は小結御嶽海を上手投げ、横綱日馬富士(33)=伊勢ケ浜=は大栄翔を上手出し投げで退け、そろって初日からの連勝を5に伸ばした。左上腕付近に負傷を抱える横綱稀勢の里(30)=田子ノ浦=は苦戦しながら平幕千代翔馬を寄り倒し、連敗を免れて3勝目を挙げた。大関昇進が懸かる関脇高安(27)=田子ノ浦=は遠藤を寄り切り、5戦全勝とした。

 左で御嶽海の顔を張ると、すかさず右から強烈なかち上げ。ここぞで繰り出す厳しい攻めを今場所初めて解禁。2場所連続で4横綱の一角が崩れる中で、優勝から5場所遠ざかっている白鵬が復活ののろしを上げた。

 仕切りから気迫に満ちていた。そしてあの立ち合い。厳しかったと言われると、「そうすか。ありがとうございます」とまんざらでもなさそうに笑った。

 寄り切った際に御嶽海が下手を離さず土俵下までもつれた。けがを防ぐため勝負がついたらまわしを離すのが常識。「危ないよね。稽古だったらたたきつけてやる。この野郎って」。言葉は荒いが、そういった後に「ハハハ」と笑い飛ばしたところを見ると、精神的な余裕が感じられた。

 初めて4横綱で臨んだ春場所は、負傷のため5日目から途中休場。今場所はこの日から鶴竜が休場した。「その分、託されたから頑張ろうというのはありますね」。責任を果たすんだという思いが強い。

 もうすぐ、白鵬の優勝に世界が注目することになる。日本で開催される2019年ラグビーワールドカップ(W杯)。現役で迎えたいという20年東京五輪前にやってくる。初日に稀勢の里の優勝額が国技館に掲額されたが、同時に自身が11年秋、九州と連覇した際の優勝額が外された。そのうちの1枚が東大阪市に寄付される。飾られる場所は未定だが、同市にはW杯会場の花園ラグビー場がある。

 「W杯は現役で見たいし、世界中の人が優勝額を見てくれることになるから。日本代表もそのときはもっと上を目指してもらいたい」と胸を躍らせた。

 ここまでは「日に日にって感じだね」。手応えは十分。中盤戦からさらにギアを上げていく。 (岸本隆)

 

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