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【スポーツ】

[スポーツクライミング]野中がスピード初代女王! 男子は池田

2019年2月11日 紙面から

女子決勝で伊藤ふたば(右)を破り優勝した野中生萌=東京都昭島市のモリパークアウトドアヴィレッジで(潟沼義樹撮影)

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◇スピード・ジャパンカップ

 スポーツクライミングで高さ15メートルの壁を登る速さを競うスピードの第1回ジャパンカップは10日、東京都昭島市のモリパークアウトドアヴィレッジで行われ、女子は野中生萌(みほう、21)=XFLAG、男子は池田雄大(21)=千葉県連盟=が優勝した。野中はボルダリング・ジャパンカップとの今季2冠。2020年東京五輪はスピード、ボルダリング、リードの3種目複合で争われる。

 スタートでミスが出た。16歳の伊藤ふたば(TEAM au)との女子決勝で、野中は焦って序盤のホールドのつかみ方を間違え、勢いを出したいところで逆に殺してしまった。

 「予想外のミスで焦っちゃって、中盤から本気が出ました」。挽回すべくスピードに乗り、伊藤との競り合いを0・27秒の僅差で制して初代女王に輝き、「第1回大会で少し特別な気持ちもあって、優勝したいと思って臨んでいたのでうれしい」と笑顔だった。

 複合で競う東京五輪の実施種目の中で、日本勢が最も苦手としているのがスピード。野中は強化を図るためにクラウドファンディングで資金を集め、自宅近くにある立大池袋キャンパスにスピード専用壁を設置。昨年12月に完成したばかりで「生萌ウオール」と名付け、年末には1週間ほど集中的に練習した。

 年明けの海外合宿でも自己ベストの8秒57を切る8秒前半も出て、成果が出ている。1月に初優勝したボルダリング・ジャパンカップと合わせて2冠。「こんないいスタートが切れると思っていなかった。次は一番やっかいなリード。気持ちを切らさないようにします」と3月のリード・ジャパンカップも見据えた。 (平野梓)

◆専門家の意地 男子Vの池田

 スピード専門の池田が意地を見せた。決勝は、強敵・藤井がスタートで出遅れた隙に一気に駆け上り、最後は余裕でゴールにタッチ。「スピード単種目の競技者として、周りの期待もあったし、取りたいタイトルでした」と喜んだ。リード、ボルダリングは「競技者のレベルじゃない」と謙遜し、日本では珍しく、スピードだけで世界を目指す。「スピードを極めたい思いがある」と覚悟をのぞかせた。

 

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