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【スポーツ】

[フィギュア]四大陸優勝から一夜明け 紀平、3回転半ジャンプ3本決める

2019年2月11日 紙面から

優勝から一夜明け、笑顔で報道陣の質問に答える紀平梨花=アナハイムで(共同)

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 【アナハイム國島紗希】フィギュアスケートの四大陸選手権を初制覇した女子の紀平梨花(16)=関大KFSC=が優勝から一夜明けた9日、取材に応じた。次戦はチャレンジ・カップ(21〜24日、ハーグ=オランダ)を予定しているが、世界選手権(3月、さいたま)ではショートプログラム(SP)とフリーを合わせてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を3本組み込んだ演技を完璧に演じると宣言。また来季までに4回転サルコーを習得すべく、五輪連覇した男子の羽生結弦(24)=ANA=のジャンプを生で見て学ぶと明かした。

 2022年北京五輪の金メダルへ、3月の世界選手権は大忙しの“ターニングポイント”となりそうだ。5年ぶりの日本開催。ホームの大観衆の前で紀平がまず目指すのは、世界女王の称号獲得だ。

 平昌五輪女王のザギトワ(ロシア)ら強敵ぞろいだが「SP、フリーで(トリプルアクセルを)3本。完璧な演技をしたい」と紀平。SPの自己ベストを出したグランプリ(GP)ファイナル(バンクーバー)では、フリー冒頭のトリプルアクセルで手をついた。逆にフリー自己ベストをマークした昨年11月のNHK杯(広島)では、SPでトリプルアクセルを失敗している。ともに完璧な演技をそろえれば、異次元の得点が出ることは確実。戴冠は、決して夢物語ではない。

 加えて紀平はもう一つ自らにミッションを課した。テーマは来季までの4回転サルコーの習得。昨夏、羽生のジャンプコーチを務めるブリアンさんの指導を受けた際、右足の体重のかけ方を変えた。その時に見本として示されたのが羽生の動画。「トーループはアイスショーでよく入れているけど、サルコーはあまり近くで見たことがない。じっくり観察してみたい」。五輪の金メダルにつながった王者の生ジャンプを間近で見て、体得への足がかりとしたい。

 4回転の練習をするため、既に高地で体が浮きやすい米コロラドへ10日間合宿に出るなど、常に前を見ている紀平。世界のタイトルと4回転サルコーの体得。二兎(にと)を追って、二兎ともつかむ。

◆家族と喜び分かち合う

 紀平はホテルに戻った8日深夜、家族とともに喜びを分かち合ったという。「お父さんとはラインで。お母さんとはホテルで会って、お姉ちゃんからも『おめでとう』ってラインがきました」とにっこり。約6時間の睡眠をとり、9日の昼は母・実香さんとともにお祝いでランチに行き、イタリアンを食べたという。

 リンクに投げ込まれるプレゼントはまだ整理し切れていないが、「ピンク色の物やふわふわした感じが好きだけど、いつも自分のイメージに合っていて、好きな物ばかり」と感謝。もらったファンレターは、日本へ帰国する飛行機の中で読むつもりだ。

 

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