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【スポーツ】

[陸上]大迫傑のマラソン哲学 日本新、1億円ランナー激白

2018年10月19日 紙面から

インタビューに応じて、勝負哲学などを語った大迫傑=東京都港区で(川村庸介撮影)

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 シカゴ・マラソン(7日、米イリノイ州シカゴ)で2時間5分50秒の男子マラソン日本新記録を樹立し3位に入った大迫傑(27)=ナイキ=が18日、東京都内で報道各社の合同インタビューに応じ、「限界を作ってしまうことはしたくない」と自身の競技感などを語った。

 速くなるために、そして、勝つために。42・195キロを日本で、アジアで最も速く駆け抜けた男の考え方はシンプルだった。大迫は何よりも勝負を重視する自身の競技姿勢について、「自分の内側にフォーカスできるのはやっぱり勝負、自分との勝負に力を注ぎたい。それに気づけたのはマラソンをやってから。練習する時間が多ければ、気づけるための時間も長くなる」と説明する。

 ツイッターでの発言の理由もシンプルだった。6月のサッカーW杯で同じ姓の大迫勇也のゴールに日本中が熱狂している中、「シカゴマラソンで決勝弾を決める」とツイート。その真意について「刺激を受けたとかではなくて、旬なワードを使った方が皆さんに走ることを知ってもらえる。自分が最大限の利益を得るためにやった」と振り返る。

 脚に負担がかかるため、マラソン向きではないとされてきたつま先着地も「意識したことがないので、いつから始めたか分からない。今でも接地を意識したことはない」と速く走るがために自然と身に付いた走法だったことを明かす。

 渡米してからの成長を「良くも悪くも少しずつしか進んでこなかったが、少しずつしか進めないことに気づけたのがすごく良かった」と振り返り、今後については「どこまで行けるかも分からないし、究極を決めることは限界を作ってしまうことなので、それはしたくない」と理想の選手像などは設けず目の前の練習、レースに集中する姿勢を貫く。「走るのは仕事だし、走る中でいろいろ気づけるのが面白い」とプロとして自分と向き合い、走り続ける。 (川村庸介)

 

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