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【スポーツ】

[陸上]大迫「コーチに感謝の1000万円」 シカゴ・マラソンから帰国

2018年10月11日 紙面から

 シカゴ・マラソン(7日・米イリノイ州シカゴ)で2時間5分50秒の日本新記録を樹立し3位に入った大迫傑(27)=ナイキ=が10日、拠点の米国から成田空港着の航空機で帰国し「スッキリした気持ちで帰ってこられて非常にうれしい」と心境を語った。

 真剣な、そして淡々としたレース中と同じ表情がゆるんだのはコーチ、そして家族への思いをはせた時だった。日本実業団連合から贈られた1億円の報奨金の使い道を聞かれた大迫は「僕は1億円をもらえるがコーチは5000万円をもらえないので、10%の1000万円を渡したい。一緒にやってきて彼には受け取る価値があると思う」とピート・ジュリアンコーチへの思いを口にした。チームへ支給される5000万円の報奨金は実業団連合の加盟チームに限られるため、プロランナーの大迫のコーチは得られないことをおもんぱかっての発言だった。

 さらに一緒に渡米し現地で暮らす家族についても「まだ優勝している姿を見せられていないが、他の人が味わえない経験をさせられているのは良かったと思う。家族の存在も1億円もモチベーションになった」と日本新記録の要因だったことを明かした。

 次のレースについては「まだ確定ではない」としながらも現時点では来年3月の東京マラソンが濃厚。「勝負が大事」という姿勢は変えないが「2時間4分台、その先を狙わなきゃいけない。ベルリンマラソンではキプチョゲ(ケニア)が1分台で走ったが、やれば徐々に近づけるという気持ちでトレーニングしたい」とさらに“半端ない”走りを目指す。 (川村庸介)

◆一問一答「サッカーの大迫から刺激」

 −最後にペースを上げられたのは

 大迫「去年の自分を超えたかったし、シカゴは自分がどれだけ挑戦できるか試したかったのでここで下がれないという強い気持ちで走った」

 −今後の課題は

 「単純によりハードに継続していければ上を目指せる力がついてくると思う」

 −現時点で東京五輪をどうとらえている

 「東京オリンピックに向けて何かを考えるというよりは、目の前の大会1つ1つに向けて全力で練習している」

 −サッカーW杯の時にシカゴで決勝弾を決めるとツイート

 「冗談半分だったが、大迫選手しかり海外でプレーしている選手から刺激を受けることは多い。米国に行った理由の1つでもある」

 −半端ない走りはできたか

 「次につながる良いレースができたと思う」

 −今後は優勝も期待される

 「世界のトップレベルの選手から見たらまだ何もできていない。常に挑戦者」

 

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