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【スポーツ】

[バドミントン]リオ金のタカマツ組 初戦敗退で危機感

2018年9月14日 紙面から

女子ダブルス2回戦で中国ペアに敗れた高橋礼(左)、松友組=武蔵野の森総合スポーツプラザで

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◇ジャパンOP<第3日>

 ▽13日▽東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ

 各種目の2回戦があり、女子ダブルスではリオデジャネイロ五輪金メダルペアで世界ランク3位の高橋礼華(28)、松友美佐紀(26)組=日本ユニシス=が、同12位の中国ペアにまさかの初戦敗退。高橋は「今のままでは(東京)五輪に出られない」と危機感をあらわにした。男子シングルスの世界王者・桃田賢斗(24)=NTT東日本、女子シングルスの奥原希望(23)=日本ユニシス=はストレート勝ちで準々決勝へ進んだ。

    ◇

 東京五輪の会場で、タカマツペアがショッキングな敗戦を喫した。最終第3ゲームは8連続で失点するなど11−21。格下の中国ペアに一方的に攻め立てられた。高橋は「2年後、この体育館で試合をしたいとは思うけど…。今のままでは五輪に出られない。日本の選手や中国のペアには勝てない」と頬を紅潮させた。

 勝負を分けたのは接戦となった第2ゲーム。マッチポイントを2度も握りながら、25−27で落とした。「ここを入れておけばというところで、ミスが多かった」。タカマツペアらしからぬネットミスなどが相次ぎ、半ば自滅といえる内容。第3ゲームで立て直す力も残っていなかった。

 手が届かなかった「1ポイント」の大切さは、リオ五輪で体感していた。デンマークペアとの決勝第3ゲーム、16−19からの5連続得点で劇的Vを飾った。「リオではデンマークペアがあと1ポイント取っていればというのがあったと思う。練習から1点の重みを意識していたけど…」と高橋は明かす。しかし、この日は立場が逆転。「1ポイントの重み」を痛感させられてしまった。

 勝った20歳と21歳の中国ペアは「2人は憧れの存在。細かいことを考えず、力を出し切った」と攻撃的な姿勢に徹した。対する高橋は「最近は決勝や準決勝でいつも同じような相手と当たる。自分の中にわくわくする気持ちがない」。五輪王者としての誇りや責任感も微妙に影を落とした。

 タカマツペアが金星を献上した一方、世界ランク1位の福島、広田組、世界選手権王者の松本、永原組は着実に8強に残った。層が厚い日本の女子ダブルス。リオの金メダルペアといえども、立場はもはや安泰と言えなくなった。

 松友は「きょうの相手には初めて負けた。そういうペアにやり返しながら、また自分たちも強くなっていきたい」。心の中で強まる2020年への危機感。本来の強さを取り戻すきっかけとなるか。 (木村尚公)

 

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