トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

[高校野球]根尾、自己最速150キロ プロでも二刀流宣言 侍U18は3位死守

2018年9月11日 紙面から

中国−日本 7回表に登板し、中国選手を球速150キロで空振り三振に仕留めた根尾=KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で(黒田淳一撮影)

写真

◇U18アジア野球選手権<3位決定戦> 日本14−1中国

 第12回U18アジア野球選手権は最終日の10日、宮崎市のKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で決勝と3位決定戦が行われ、高校日本代表の根尾昂内野手(大阪桐蔭3年)が「5番・右翼」で中国との3位決定戦に先発出場。打っては1安打2打点、投げては救援で自己最速を更新する150キロを計測し、二刀流継続に意欲を示した。高校日本代表は、中国に14−1で7回コールド勝ちで来年のU18W杯(韓国)の出場権を確保。決勝は延長10回タイブレークの末、韓国が7−5で台湾を下し、5度目の優勝を飾った。

 最後を締めくくったのは、この男だった。13点差に広げ、コールド勝利が確実となった7回。指名打者を解除し、根尾がマウンドへ向かった。クローザーとして投じた12球は全て直球。1死から2者連続空振り三振で斬り、3位を死守した。

 「点差もあったので力で行った」。当初は8日の中国戦に先発予定だったが、雨で流れ、この日が5日の韓国戦以来2度目のマウンド。打者3人を完ぺきに抑え、来年のU18W杯の出場権を確保した。

 日の丸を付けた最後の試合で大台に到達だ。6番打者を三振に仕留めた球が、自己最速を更新する150キロを計測。「指に掛かった感じがあった」。根尾は投げた瞬間に思わず振り返り、球速表示があるスコアボードを確認した。

 「うれしい。でも、そんなにすごくない。(150キロ超えは)いっぱいいるので」。今夏までは148キロが最速だったが、韓国戦で149キロをマーク。登板した2戦連続でMAXを塗り替えた。

4回裏1死二、三塁、根尾が中前に2点打を放つ(黒田淳一撮影)

写真

 投打で躍動した大会を終え、注目発言も飛び出した。「両方やることも考えているのか?」との問いに、堂々と「はい」と即答。甲子園決勝後は「ショートで出ることが多かったので、ショートかな、というのはある」と話していたが、プロでも二刀流継続に意欲を見せた。

 「両方やるにしても、絞るにしても、このレベルでは通用しない。今はレベルアップすることに力を注ぎたい」。向上心の塊といえる男の可能性はまさに無限大。今大会は外野手としてベストナインに選出された。

 今後は30日開幕の福井国体に照準。視野に入れるのは、藤浪(阪神)らを擁した2012年の大阪桐蔭以来の春夏甲子園を含めた3冠達成だ。「最後の大会なので、勝って終わりたい」。根尾が休むことなく研さんを積む。 (麻生和男)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ