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【スポーツ】

[スキー]沙羅、予選1位 自信も復活

2018年1月13日 紙面から

公式練習で最長不倒を記録した高梨沙羅=宮の森ジャンプ競技場で(潟沼義樹撮影)

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◇W杯個人第5戦

 ノルディックスキー・ジャンプ女子のワールドカップ(W杯)個人第5戦の予選が12日、札幌市の宮の森ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS100メートル)で行われ、平昌五輪代表が内定している高梨沙羅(21)=クラレ=が95メートルの126・3点でトップに立った。予選記録は13日の本戦に加算されないが、予選も含めて1位は今季初。歴代単独トップとなるW杯通算54勝目が見えた。

 居るべき場所が見えてきた。「結果としては素直にうれしい。あしたにつなげたい」。予選とはいえ、1位になるのは個人戦では今季初。今季初勝利へ、歴代単独最多の54勝へ、そして平昌五輪の金メダルへ。昨季総合優勝の高梨が復活への第一歩を踏みしめた。

 公式練習が2本で予選が1本。最長不倒を記録した公式練習1本目の98メートルを含めた計3本で光が見えた。この日の3本目となる予選では「最初の2本で板の開きが早くて風の抵抗を受けていた。意識して修正したのがはまった」とニッコリ。さらに今季4戦での課題も克服しつつあった。

 「テークオフのインパクトが当たってきているんです。絶好調とまではいかないけど、そこに厚みを出していきたい」

 4位、4位、3位、3位−。昨季まで2季連続女王が今季は屈辱的なスタートを切っているが、不振の原因は踏み切りと判断。年末は札幌、年始は白馬で重点的に修正した。年明け早々はルシュノブ(ルーマニア)でのW杯が雪不足で中止になったが、「その分練習できた」と前向き。現時点での状態は「(100中)70くらい」。絶好調時とはいかないが、納得の状態で札幌入りしていた。

 全日本の鷲沢徹チーフコーチも「年末は氷のレーンに慣れていなかったが、ようやく慣れてきた。いい状態になってきている」と説明。ここまで各2勝のアルトハウス(ドイツ)とルンビ(ノルウェー)が予選2位と3位。依然として侮れない存在だが、風向きが変わる可能性は十分にある。

 50勝目前だった1年前は札幌2戦、蔵王2戦で未勝利だった。「あのときは自分のジャンプを見失いかけていた。今はどう飛べばいいか見えている」。今年は自信がある。 (兼田康次)

 

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