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【スポーツ】

[高校野球]前橋育英がセンバツ初勝利 群馬県勢、春夏通算100勝

2017年3月21日 紙面から

中村−前橋育英 先発し力投する前橋育英・丸山=甲子園球場で(佐伯友章撮影)

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◇第2日<1回戦> 前橋育英5−1中村

 夏は優勝経験がある前橋育英(群馬)がセンバツ初勝利。21世紀枠で40年ぶり出場の中村(高知)を5−1で退けた。群馬県勢は甲子園通算100勝目となった。今大会限りで永田裕治監督(53)が勇退を表明している報徳学園(兵庫)は21安打の猛攻を見せ、21−0で多治見(岐阜)に大勝。21世紀枠で春夏を通じて初出場だった相手をねじ伏せ、春30勝目。兵庫県勢は大阪に続いて春夏通算300勝に到達した。盛岡大付(岩手)は10−9で高岡商(富山)に逆転サヨナラ勝ちした。

    ◇

 前橋育英が下位打線で好機をものにした。2回、連打と犠打で1死二、三塁とし、7番田中の中前打で2点を先制。6回には1死二、三塁から8番小池の二塁打などで試合の流れを決める3点を追加した。

 中村は走者を出しても好機を生かしきれなかった。9回に岡上の打球が二塁手の前で不規則バウンドした安打で1点返し、零封を免れた。

    ◇

 先発の丸山和郁(3年)ら3投手の継投で逃げ切った前橋育英は、4年前の夏に全国制覇しているが、センバツは初勝利。群馬県勢春夏通算100勝目ともなった。

 「今度勝てば100勝って旅行会社のガイドさんから聞いてたんですよ」と、170センチと3投手の中で一番小柄な丸山。実は50メートル5秒9という俊足。打順も1番と投手としては珍しいタイプだ。

 昨秋のエース・吉沢が5日に足首を負傷し、メンバー外になったのを受け、中堅手兼リリーフだった丸山が背番号1を背負っていた。「先発は苦手。だから全力でいけるとこまでいこうと」。それで5回が終わった時に「左足がつってしまった」。6回の先頭に打たれた時点で交代。それでもそこまで3安打、無失点、6奪三振と好投。2回には「ちらっとボードの表示が見えてうれしかった」と自己記録を1キロ更新の144キロも出した。

 打っては6回に適時打を放ったが、「打席はやはり集中できなかった。投打の両方はやっぱり難しい」と話した。

 6回を終えて5−0とリードしたが、40年ぶりの勝利を願う中村の大応援団は終盤に迫力をどんどん増していた。荒井直樹監督(52)は「球場全体が大アウェーになった」。丸山も「(昨夏初戦で逆転負けした)嘉手納(沖縄)戦を思い出していやーな感じだった。でも、チームとしてその時の経験が生きた」と振り返った。甲子園に来る前に、野球部の仲間4人でクラスの女子生徒22人全員にドーナツと板チョコを買ってホワイトデーのお返しをしたという丸山は、「勝利も早くはやく知らせたい」と笑った。 (山内明徳)

 

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