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【スポーツ】

[陸上]東洋大・松永が連覇 五輪代表のプライド見せつけた

2017年3月20日 紙面から

全日本競歩能美大会で優勝のゴールテープを切る松永大介=石川県能美市で(川村庸介撮影)

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◇全日本競歩能美大会

 8月の世界選手権(ロンドン)代表選考会を兼ねた第41回全日本競歩能美大会が19日、石川県能美市の日本陸連公認能美市営コースで行われ、男子20キロはリオデジャネイロ五輪7位の松永大介(21)=東洋大=が1時間19分40秒で連覇を達成、日本陸連の派遣設定記録(1時間20分12秒)も突破済みのため、初の世界選手権代表に内定した。女子20キロは浅田千安芸(26)=DNP西日本=が1時間32分12秒で初優勝した。

 五輪代表のプライドを胸に地面を踏み締めた。「東洋のエースとして」「その1秒をけずりだせ」と書かれた腕を突き上げ、真っ先にフィニッシュラインにたどり着いた松永は「ヨッシャー」と力強く叫び「自分らしいレースをすれば勝てると思っていたので、勝ててホッとしている」と喜びをかみしめた。

 スタミナに不安を抱えスタートラインに立った。1月は理工学部の研究、卒論が重なり研究室に寝泊まりする日々。「比率で言ったら卒論8の練習2、それがケガにつながった」と左膝を痛め2月の日本選手権を欠場、3週間前に練習を再開したばかりだった。それでも号砲が鳴ると「勝ちパターン、自分の力を信じてガンガン行った」。最初の1キロを3分45秒という世界記録ペースで突っ込み、優勝、代表争いのライバルと目された山西を4キロで振り落とし、そのまま逃げ切った。

 突き動かしたのは五輪代表の意地と「東洋大のユニホームを着ている限りは学生に負けたらダメだと思った」という意識だった。競泳の萩野公介は同級生。「近くにあれだけすごい人がいるのはプラス。悔しいけど自分もやってやろうという気持ちになる」と刺激を受けている。

 世界選手権も出るだけでも入賞でも満足するつもりはない。「メダル1点に絞って勝負していきたい」。東京五輪でのメダルも見据え、4月から入社する富士通で飛躍を期する。 (川村庸介)

 

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