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【スポーツ】

[マラソン]安藤友香、忍者走りは未完成

2017年3月14日 紙面から

快走を報じる中日スポーツを手にする安藤友香=名古屋市内のホテルで(加藤晃撮影)

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 名古屋ウィメンズマラソン(中日新聞社など主催)で、日本歴代4位の2時間21分36秒で、日本人トップの2位に入った安藤友香(22)が、一夜明けた13日の早朝、報道陣の取材を受け激走を振り返った。「喜びは70%。うぬぼれてはいけない」と気を引き締め、内定した8月の世界選手権(ロンドン)へ思いを新たにした。安藤に次いで3位に入った、同じスズキ浜松ACに所属する盟友の清田真央(23)も代表選出が確定的な状況で、舞台を名古屋から世界に移し、再びの「共闘」を誓った。

 安藤は、自身の活躍を報じる中日スポーツ1面を手に取り、初マラソンで2時間21分36秒、日本歴代4位を示す表に目を向けた。「ここに入ることができたんだな」と、しみじみと語った。

 祝福メールなど連絡は一晩で110件を超え、「返信が追いつかない」と困惑顔。休養は数日間あり、「実家(岐阜県海津市)に帰ってゆっくりしたい。お母さんの卵焼きが食べたい」と笑みを浮かべた。

 「思ったより元気。余韻に浸るというより、次に向けて頑張ろうという気持ちが大きい。代表にふさわしい力をつけたい」と語り、激走を終えて10数時間しかたっていないとは思えないほど平然と振る舞った。

 レースは、接戦を演じながらリオデジャネイロ五輪銀メダリストのキルワ(バーレーン)に勝負どころで力の差を見せつけられた。一方で世界と戦う自信をつかんだ。今後の課題として安藤は「ペースの変動の対応力」と「後半、苦しい場面で押していく力」の2つを挙げた。

 3年後の東京五輪を目指していく中で、次のターゲットを「2時間20分台」に定めた。自己ベストの30秒以上更新がノルマだ。

 両腕をだらりと下げるフォームが「忍者走り」と注目を集めていることについて「面白いな」と歓迎。「完成形ではない。これからはもうちょっと腕をしっかり振って、推進力を使いたい」とも語った。指導する里内正幸コーチ(40)も現状維持ではなく、理想を追求していく。

 レース前は、お互いを意識しすぎて同僚の清田との会話が減ったが、一晩で元通り。「あれで(清田が)選ばれなかったら、文句言うわ」と、世界選手権の選考について言及すると、清田も「言って、言って」と同調し、笑顔で見合わせた。

 2人のマラソン初対決は安藤に軍配が上がった。2人の争いは夏、舞台はロンドンに移る。「ここからスタートするんだ。もっともっと上を目指して頑張らなきゃいけない」と気を引き締めた。

  (福沢和義)

 

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