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【サッカー】

家長照れ笑い 初MVP 史上初、川崎から3年連続

2018年12月19日 紙面から

最優秀選手賞に選出され、トロフィーを掲げる川崎の家長=横浜アリーナで(いずれも北田美和子撮影)

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 Jリーグの年間表彰式「2018Jリーグアウォーズ」が18日、横浜市の横浜アリーナで開かれ、最優秀選手賞(MVP)に川崎の連覇に大きく貢献したMF家長昭博(32)が初めて選ばれた。一昨季の中村憲剛、昨季の小林悠に続き、同一クラブから3年連続のMVP選出は史上初。ベストイレブンには川崎から同一クラブ歴代最多に並ぶ7人が選ばれ、家長も初めて受賞した。

 華やかな壇上で不慣れなスポットライトを浴び、家長は照れ笑いを浮かべた。リーグ戦でしのぎを削った選手、監督から多くの票を集め「このような名誉ある賞を、6得点、7アシストという平凡な記録でいただくのは心苦しいんですけど、ありがとうございます」。その価値を実感するように、感謝の言葉を紡いだ。

 圧倒的なキープ力、勝負強さ、試合の流れを読む洞察力に加え、6得点、7アシストと要所でゴールに絡んだ。計2745分間の出場は攻撃陣では最多プレー時間だった。その貢献度は高く、中村は「苦しい時、突破口を切り開くのはアキの左足。こんなに頼もしい選手は多くない」と賛辞を贈った。

 そして、もう一人。「生年月日が同じで運命を感じる選手」(家長)という元日本代表MF本田圭佑(メルボルン)も「アキ、おめでとう」と祝福した。ビデオメッセージを寄せ「サッカーに集中して、家族のために頑張っているのは分かりますけど、たまに古い友人に連絡を寄こして会いに来てください」と呼び掛けた。盟友から予想外の温かな言葉を送られると、家長は天井を見上げ、感極まった表情を浮かべた。

 共同会見で、家長は「MVPをもらえるのは価値のあること」と言いつつ、「毎年、自分が挑戦して成長していくことの方が価値は高い」。そして、満足、充足感を振り払うように、目線を上げ、こう言い切った。

 「来年はアジアで、川崎が強く、勝てるチームだと見せたい」

 喜びはほんの少しだけ。家長は、すでに新たな目標を見据えている。 (松岡祐司)

子どもから花束を贈られる家長

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