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【サッカー】

山中、キルギス戦で史上最速の代表デビューから2分で初ゴール

2018年11月21日 紙面から

日本−キルギス 前半2分、先制ゴールを決め喜ぶ山中=豊田スタジアムで(平野皓士朗撮影)

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◇国際親善試合 日本4−0キルギス

 サッカー日本代表は20日、豊田スタジアム(愛知県豊田市)での国際親善試合で4−0と国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで劣る格下のキルギスを圧倒。森保一監督(50)体制になって以降の5試合を4勝1分けと無敗で終え、年内活動を終えた。日本は来年1月5日開幕のアジア・カップ(UAE)から活動再開、2大会ぶり5度目の優勝を目指す。日本は前半2分、初招集、初先発のDF山中亮輔(25)=横浜M=の左足ミドル弾で先制。同19分のMF原口元気(27)=ハノーバー=の直接FKなどで着実に加点した。 

 「悪魔」と称される左足が、試合開始からわずか108秒でさく裂した。代表初出場、初先発の山中があいさつ代わりの代表初ゴール。初物尽くしの一発が、ひんやりと冷え込んだ豊田スタジアムの空気を沸騰させた。

 前半2分。左サイドを駆け上がると、中央の杉本からのパスにダイレクトで合わせた。「勝手に体が動いてくれた。最初からガンガン行こうと思っていた」というシュートは無回転で右ポストをたたいた後、内側に跳ね返ってゴールネットを揺らした。感情がほとばしる。金髪がトレードマークの25歳は派手なガッツポーズで観客席の大音量の声援に応えた。

 前半43分には敵陣中央で獲得したFKのキッカーも務めたが、左足で豪快に振り抜いた無回転シュートは大きく枠の上。「ミスキックです」と思わず苦笑いを浮かべた。

 代表初出場初得点は史上31人目。直近ではハリルホジッチ監督時代の今年3月に中島がマリ戦で決めた。代表デビューから2分でのそれは史上最速だった。

代表デビューわずか2分、杉本からのパスを受け、ファーストタッチで先制ゴールを決めた山中

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 柏の下部組織で育ち、2016年リオデジャネイロ五輪代表候補にもなった横浜Mの超攻撃的サイドバック(SB)。J1で今季4得点7アシストの成績が評価され、肺気胸で負傷離脱中の代表常連組、左SB長友(ガラタサライ)に代わって初招集されたが、ただの代役では終わらないという意思を、得点という目に見える結果で示し「自分の良さはある程度出せたかな」。一方で「細かいミスは多かったし、相手も相手だった」と反省も忘れなかった。

 アジア杯メンバー滑り込みには「非常に厳しい戦いが待っている」と足元を見詰めるが、長友への“宣戦布告”には十分の90分間となった。 (那須政治)

<山中亮輔(やまなか・りょうすけ)> 1993(平成5)年4月20日生まれ、千葉県柏市出身の25歳。171センチ、65キロ。左利き。DF。柏の下部組織育ちで、2012年にトップに昇格。14年は千葉でプレーし、15年に柏へ復帰。16年1月、リオデジャネイロ五輪予選を兼ねたU−23アジア選手権で代表入りも、五輪本大会出場は逃した。17年に横浜Mへ完全移籍し、今季は全試合に出場し4得点8アシスト。

 

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