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【サッカー】

ブラジルに大敗も槙野が一矢

2017年11月11日 紙面から

日本−ブラジル 後半17分、ゴールを決める槙野=フランス・リールで(岩本旭人撮影)

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◇国際親善試合 日本1−3ブラジル

 【リール(フランス)原田公樹】欧州遠征中のサッカー日本代表は10日、当地での国際親善試合でブラジルに1−3と完敗した。前半10分にDF吉田麻也(29)=サウサンプトン=が与えたPKをFWネイマール(25)=パリ・サンジェルマン=に決められて先制を許すと、同17分に右足で豪快にDFマルセロ(29)=レアル・マドリード=にミドル弾をたたき込まれるなど前半だけで3失点と「サッカー王国」にたたきのめされた。日本は14日(日本時間15日早朝)、ベルギーのブリュージュに会場を移し、同国代表と対戦する。 (時間は非公式)

 開始からわずか17分間で2失点。早々に勝負がついてしまった。ブラジルが攻めなくなり、試合に飽きた観客が場内でウエーブを始めると、それに応えるようにブラジルはカウンター攻撃を仕掛けて追加点。格下の日本をもてあそんでいるようだった。

 日本はしっかり守ってカウンターを仕掛ける戦略だった。守備リーダーの吉田も「守備の時間が長くなる。チームメートで話し合って、組織で守っていきたい」と話していたが…。

 開始から10分、バスティアン主審はゲームを止めた。その直前のネイマールの左CK時について、この試合でテスト導入した「ビデオ・アシストタントレフリー(VAR)」の使用を宣言。ピッチサイドのモニターで確認後、ブラジルにPKを与えた。吉田がMFフェルナンジーニョを後ろから抱えて引き倒したからだ。

 吉田もプレーする英プレミアリーグ(L)ならば反則にはならないプレーだが、国際標準ではそうもいかない。これをネイマールに決められて先制を許した。その7分後にも中途半端なクリアミスから失点し、試合はブラジルペースに染まる。守備の要を自認する男のミスでチームの士気も下がった。

 名誉挽回とばかりに自ら蹴った右足からの直接FKも枠に嫌われ、得点ならず。世界最高峰といわれるプレミアLでプレーする吉田だが、ペナルティーエリア内での不要なファウルが命取りとなる−など、基本中の基本を改めて学ぶとともに、自らの力不足にさいなまれる結果となった。

◆槙野、頭で叩き込んだ!!

 槙野が魂の一発をたたき込み、一矢報いた。0−3で迎えた後半17分の左CK。20番が遠めで構えた。相手DFジェメルソンを空中で吹き飛ばして頭で捉えた。ネットを揺らし、ほえた。日本がブラジルから得点を奪ったのは、2006年W杯の玉田(名古屋)以来。「自分たちが腰が抜けた状態でビビってしまっては駄目。これまで積み上げてきたものを出さないといけない」。正センターバックの座をつかんだ30歳が攻守で奮闘した。

 

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