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【サッカー】

香川、トップ下でも輝けず、自身にもどかしさ 日本、2−1でNZ下す

2017年10月7日 紙面から

日本−ニュージーランド 前半、シュートを放つ香川(中)(斉藤直純撮影)=豊田スタジアムで

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◇キリンチャレンジ杯 日本2−1ニュージューランド

 サッカー日本代表は6日、豊田スタジアムでの国際親善試合「キリン・チャレンジカップ」で格下のニュージーランドに2−1で競り勝ったが、けがからの完全復活を期待され、トップ下で先発したMF香川真司(28)=ドルトムント=は何度も決定機を迎えながら決めきれないなど、不完全燃焼。本来の輝きを取り戻すにはもう少し時間がかかりそうで、本人もワールドカップ(W杯)本大会メンバー入りに向け、危機感を募らせた。日本は10日、日産スタジアムでの次戦でハイチ代表と対戦する。

 輝ける場所を用意された背番号10が、期待を大きく裏切った。香川が3月のタイ戦以来、5試合ぶりにトップ下で先発したが、2度の決定機を逃すなど大ブレーキ。「結果が欲しかった。決めたかったですけど、それはしょうがない」と淡々と語る中に、自身へのもどかしさを漂わせた。

 前半8分だった。ゴール前で武藤がつぶれ、混戦の中でこぼれ球を香川が拾う。群がる相手DFをかわして右足を振り抜く。決まったと誰もが思ったが、まさかの右ポスト直撃。体の切れは悪くなく、同23分にはペナルティーエリア手前から右足で打つ。だが、大きく枠を外し、ハリル監督も露骨に不満そうな表情を見せた。

 香川は「相手はインテンシティー(プレー強度)が高くなかった。W杯ではこういうレベルではないと思う。W杯を見据えて、意味のある試合だったのかな…」。格下に対する不満まで飛び出したが、そんな相手にも結果を残せない体たらく。何も形にできず、後半15分でピッチを後にした。

 左肩脱臼の影響もあり、8月のW杯予選・オーストラリア戦は出番なし。今回はFWで本田(パチューカ)と岡崎(レスター)が招集外で「ビッグ3」の香川も崖っぷちだ。ハリル監督は「われわれが知っている香川を取り戻せていない」と不調を認めつつも「プレーしながら確実に良くなっていく」と擁護。ただ状態が悪ければ、本田でさえも容赦なく外すのがコンディション重視のハリル流だ。

 香川は「年齢的にも経験的にもロシアが重要で、集大成のW杯。その後はその後に考えれば良いし、変に次もあるとは考えたくない」。ロシアに向けた覚悟こそ示したが、このまま輝きを取り戻せなければ、そんな晴れの舞台も失いかねない。 (青山直樹)

 

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