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【サッカー】

カズ、横浜FCとの契約更新 プロ32年目、50歳シーズン突入へ

2017年1月12日 紙面から

日本代表−J選抜戦 ゴールを決め、カズダンスをするJ選抜のFW三浦=2011年3月29日(谷沢昇司撮影)

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 Jリーグ2部(J2)の横浜FCは11日、Jリーグ現役最年長選手で元日本代表のFW三浦知良(49)=愛称・カズ=との契約を更新したと発表した。カズとの契約更新はその背番号11にちなみ、クラブ側が1月11日か11月11日の1並びの日の午前11時11分に発表されることが慣例化しており、今回も踏襲された。

 J2の今季開幕日(2月26日)に50歳の誕生日を迎えるカズは32年目に突入するプロ生活を前に「契約を無事に更新することができました。いつも支えていただいているクラブ関係者、チームメート、サポーターのみなさんとともに今シーズンも全力で戦い続けたいと思います」とクラブ広報を通じて談話を出した。

 カズは昨季、20試合に出場して2得点。8月7日のC大阪戦(金鳥スタ)では0−2の後半30分にゴールを決め、自身の持つJ2最年長得点記録を49歳5カ月と12日に更新。9月22日の天皇杯3回戦・対長野では最年長出場記録を樹立した。

 ただ、リーグ戦での先発は9試合、出場時間も計639分にとどまっており、昨年暮れのスポーツ用品メーカーのイベントに出席した際は物足りなさからか、「試合にスタメンで出てゴールを決められたらいい。今はそれが自分の身近な目標だね」と漏らし、知命で迎える今季に向けても「自分自身への挑戦。いい準備をしたい」と意気込みを新たにしていた。

 試合に出れば最年長出場、ゴールを決めれば最年長得点。常に自身が持つ記録を更新し続けることになる“自分への挑戦”のシーズンが再び幕を開ける。

◆徹底した節制 匂いだけの食事も

 カズの契約更新の知らせを聞き、ただただ頭が下がる思いでいる。1999年にサッカー担当となり、一昨年まで京都、神戸、横浜FC、フットサル日本代表などなど、折に触れて背番号11を取材し続けてきた。正直に言わせてもらえば、私はあんな節制の日々を送りたいと思わない。

 カズがここまで現役を続けられる理由は徹底したトレーニングと、食事管理のたまもの。ちょっとした練習の合間に筋トレを始めてしまい、「やりすぎ」を専属トレーナーが注意するほどの練習好きで、50歳を迎える今も6つに割れた腹筋を維持している。

 食事面は少しストイックさが緩和されたと聞くが、トーストにバターを塗らないなど徹底して油の摂取を避け、判断に迷うと、管理栄養士に「食べていい?」と、電話で判断を仰ぐ。許可が下りないと、「ゴメン、匂いだけ?」と、手であおいで匂いだけを堪能し、それで満足する。週に1日、息抜き日は設けているが、そんな生活を20年以上、続けるなんて…。

 55歳の私は病を得て、今は体の負担の少ない仕事をさせてもらっている。一方、カズは50歳で現役。参りましたと言うしかない。 (相原俊之)

 

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