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【首都スポ】

[大学女子サッカー]日体大が4大会ぶり17度目のインカレV

2019年1月21日 紙面から

日体大−早大 後半17分、先制点を決め喜ぶ日体大の三浦(中央)=味の素フィールド西が丘で(いずれも平野皓士朗撮影)

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◇全日本大学女子サッカー選手権<決勝> 日体大1−0早大

 サッカーの第27回全日本大学女子選手権(インカレ)は20日、東京・味の素フィールド西が丘で決勝を行い、日体大(関東第3)が1−0で早大(同第2)を下した。0−0で折り返した後半17分にMF三浦桃(4年・大商学園)が均衡を破り、その1点を守り切った。日体大の優勝は4大会ぶり17度目。早大は4連覇を逃した。大会MVPには三浦が選ばれた。

 熱いものがこみ上げてきた。殊勲の決勝ゴールをマークした日体大のレフティーボランチ、三浦はタイムアップの瞬間、両手を突き上げ、涙を流した。

 0−0の均衡を破ったのは後半17分だった。左からの折り返しに走り込み、右足ダイレクトでゴールネットを揺らした。

 「決めたという実感が最初はあんまりありませんでした。気づいたら、みんなが自分のところに寄ってきていたので、それで初めて『あっ、決まったんだ』と思って、うれしくなりました」

 最後の最後に、大学女子日本一の座を手に入れた。1年時から出番を得てきたMF。しかし、1年時は準決勝で、2年時は決勝で、ともに早大に負けた。前回は直前に左足首を骨折して欠場、チームは早大と対戦する前に敗れ去った。悪い思い出ばかりが残るトーナメントだったが、ネガティブなイメージをついに払拭(ふっしょく)した。

 「負けたり、けがしたりで、ずっと悔しかったんですけど、でも、いろいろなことがあったからこそ、それを乗り越えて優勝できたんだと思います。うれしいです」と、挫折を糧にしてのタイトルを喜んだ。

 借りを返しての見事なV奪還に頬が緩みっぱなしだった。「(リベンジのシナリオが)すごくできているなと自分でも感じました」と言って破顔一笑。「早稲田には絶対に負けたくないという気持ちがみんなの中にあって、その思いを全員がピッチで表現できました」と誇らしげに話し、目をまた細めた。

 元来は守備的なタイプのボランチだが、攻撃に出ていく意識をこの2カ月ほどの間に特に高めたのだという。その意欲が殊勲の一発とそれにともなう大会MVPにつながった。「今日は点を取っただけです。たいした仕事はしていません。MVPはチームメートに感謝です」と謙虚に語った背番号10は、「ボランチ(としてのプレー)を極めて、日本のトップレベルに食い込んでいけるようにしたいです」と、たゆまぬ精進を誓った。 (関孝伸)

優勝し、スタンドの応援団と記念撮影する日体大の選手たち 

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