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【首都スポ】

[大学サッカー]3年ぶりV間近の早大 FW武田は「自分が点取って決める」

2018年11月9日 紙面から

2桁ゴールをマークし、チームの今季リーグ戦での躍進に貢献しているFW武田=西東京市の早大東伏見キャンパスで(七森祐也撮影)

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 第92回関東大学サッカー1部リーグ(東京中日スポーツ後援)がいよいよ終盤戦に突入する。残るは3試合で、早大の3年ぶり27度目のリーグ制覇が今節にも決まる。後半戦に入って苦しんできたが、あと勝ち点4獲得で、他チームの結果に関係なく栄冠をつかめる。優勝すれば、1部復帰即Vの快挙だ。体格に恵まれ、ワンタッチゴールを得意とする点取り屋、FW武田太一(3年・G大阪ユース)に聞いた。 (取材・構成、関孝伸)

 −優勝に近づいています

 武田「油断を絶対にしないで自分たちの力を一試合一試合出し切れば、おのずと優勝に手が届くと思います。ただ、後半戦に入ってからは、成績を伸ばすことができずに苦しんでいます。勝てた試合を取れていたら、もっと近いところに優勝があったのかなというのが現時点で率直に思うことです」

 −前半戦は9勝1分け1敗の好成績を収めましたが、後半戦はここまで3勝3分け2敗です

 「前半戦のときはチームの雰囲気が今よりも全然良かったように感じます。失点したとしても、まだまだいけるという雰囲気だったんですけど、今は失点すると士気がちょっと下がってしまう印象があります」

 −武田選手は今季からレギュラーになりましたが、開幕前はどういった意気込みを持っていたのでしょうか

 「チームの目標としては、(1部復帰1年目なので)残留できたらいいなという話をみんながしていました。ただ、僕自身が考えたのは(チームのことよりも)まずは自分でした。今年、試合に出られるようにならなければまずいなとすごく思っていましたし、武田がいないと駄目だなと思われるような一年にしたいと考えていました」

 −前半戦では、意気込み通りの活躍をしました。7ゴールをマークし、首位ターンの原動力になりました。

 「でも、10点はいけたと思います。けがで出られない試合がありましたし、決めるべき場面で決め切れないところがあったので、(100点満点で)70点くらいの出来でした」

ちょっと出かけるときなどには、このようなトレーナースタイルが割と多い

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 −左利きですが、右足でも遜色なくシュートを打てる印象を受けました

 「サッカーを始めたのは父親の影響なんですけど、父から『両方使えるように練習しとけ』と言われて、両足の練習をずっとやってきました」

 −現在のチームには、前半戦ほどの好調さが見られません。武田選手自身も、後半戦では3得点とゴール数をなかなか増やせずにいます

 「(得点するために必要な)周りとのコミュニケーションがうまくできていないような気がします。(個人としての出来は100点満点で)40点くらいです」

 −センターフォワードですから、チームが苦しいときにこそ、点を取って救わなければいけないという考え方があります

 「フォワードを始めたときから僕の頭の中にずっとあるのは、自分が点を取ってチームを勝たせるんだという思いです。点を取るのが仕事ですから、(今のチームに前半戦のような勢いがないのは)完全に僕の責任でしょう。自分が点を取らなければ、チームはいい方向に進まないんだと受け止めています。3−1から追いつかれて引き分けた試合があったんですけど、自分がもう1点取って勝たせなければいけませんでした。決定打になる点を取れるように、もっと成長していかなければいけないと感じています」

 −残りは3試合です

 「最後はエゴイストになって、ゴールを狙いにいきます。自分が点を取れば、チームの結果にもつながると思うので、自分が点を取ることをまずは考えます」

 −得点王争いでは、現在4位タイです。14ゴールで首位を走る同僚の岡田優希選手(4年・川崎U−18)を4点差で追っています

 「オカちゃん(岡田)を抜くくらいの勢いで、点を取っていきたいと思います」

 −優勝すれば、3年ぶりのタイトル奪還になります

 「ここまでは4年生に連れてきてもらいました。ここからは、試合に一番出ている僕たち3年生が(最後になる)4年生のためにチームを勝たせたいと思っています。来年のことを考えても、自分たち3年生が責任を持ってやらなければいけないんです。絶対に優勝します」

<武田太一(たけだ・たいち)> 1997(平成9)年4月22日生まれ、大阪府交野(かたの)市出身の21歳 。184センチ、84キロ。同市立旭小2年のときに交野FCでサッカーを始めた。中1の途中で枚方(ひらかた)FCに移籍。高校時代はG大阪ユースでプレーし、3年時に高円宮杯U−18プレミアリーグ西地区で優勝した。早大では今季からレギュラーとして活躍している。全日本大学選抜。

◆武田アラカルト

 ◆自炊 大阪での実家時代には家に自分しかいないときなどにやっていたが、上京後しばらくは住む寮にキッチンがなくて無理だった。しかし、仲良しの友人が今年の春から近所で一人暮らしを始めたため、そこのキッチンで料理をすることが可能になった。先日はこだわりのカレーライス作りにトライ。3種類のルーをブレンドし、約3時間かけてベストの味にたどりついた。「相当おいしいのができました」

 ◆東京弁 上京時はそれまでずっと使ってきた大阪弁だった。東京の暮らしでも大阪弁で通すつもりだったが、いつの間にか東京弁に。地元に帰った際には大阪弁に戻すものの、東京弁がときどき出てしまう。そうなると、「(東京に)染まりやがって」と地元人から非難を受ける。

◆今節の早大V条件

 リーグ戦は残り3試合で、早大と筑波大の勝ち点差は6。次節で、早大が東京国際大に勝ち、筑波大が流通経大に引き分けるか、敗れれば優勝。早大は引き分けた場合でも、筑波大が敗れれば優勝が決まる。

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