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【首都スポ】

[大学サッカー]明大が4年連続で決勝進出 大体大と決勝

2018年9月8日 紙面から

明大−大阪学院大 前半29分、明大の安部(左)が先制ゴールを決める

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◇総理大臣杯全日本大学サッカー 明大3−0大阪学院大

 明大、2年ぶり2度目のVに王手! 第42回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントは7日、大阪・ヤンマースタジアム長居で準決勝2試合を行い、明大(関東第4)がMF安部柊斗(3年・FC東京U−18)の先制点などで3−0と大阪学院大(関西第1)に快勝、史上3校目となる4年連続、通算5度目の決勝進出を果たした。もう1試合は大体大(同2)が中京大(東海第3)を2−1で下し、7年ぶり6度目の決勝進出。明大は2年ぶり2度目の、大体大は7年ぶり4度目の優勝を懸け、9日の決勝(大阪・キンチョウスタジアム)で対戦する。

 関東勢で唯一勝ち残っていた明大が“最後のとりで”を死守した。中だるみした時間帯もあったが、終わってみれば、3−0の快勝だった。前半29分に口火を切ったのは守備を得意とするボランチの安部。左からの絶妙の浮き球をヘッドで難なく押し込んだ。

 栗田大輔監督が「チームの心臓」と称するMFは試合後、「自分のゴールで勝たせることができたので、すごくうれしいです」と素直に喜んだ。しかし、白い歯を見せたのは少しの間だけ。「まだ、何もなし遂げていないので」と9日の決戦に向け、気持ちを切り替えた。

後半39分、明大・小柏(右)がチーム2点目のゴールを決める

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 前回大会はファイナルで敗れたが、優勝を逃した瞬間、試合に出場していた安部はピッチに崩れ落ちた。悔しさに震える2年生(当時)に手を差し出したのはそのときの主将、木戸皓貴(現J2福岡)。「『来年、やれよ(優勝しろよ)』と声を掛けてもらいました。あのときの木戸さんとの約束を果たせるように頑張ります」と、先輩の無念さも背負う安部は2年ぶりの全国制覇に並々ならぬ意欲を見せる。

 法大に惜敗したその決勝で自身が見せたパフォーマンスは決して悪くなかったと振り返る。「守備の部分はできたと思います。でも、守備で終わってしまって、攻撃につながるプレーはできていませんでした」と、反省の念にも駆られている。

 あれから1年の歳月を経た今、一皮むけた姿を見せなければならない。背番号6は「攻守(両面)において、しっかりとチームの優勝に貢献したいです。(守備だけではなく)積極的に前に出ていきたいと思います。絶対に勝ちます」と、目を輝かせた。 (関孝伸)

後半47分、自身2点目のゴールを決めた小柏(18)はチームメートに祝福される

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◆小柏ニンマリ技あり弾

 思わずにんまりの技あり2発だ。「久々ですね。GKとの1対1からや、(DFラインの裏へ)抜け出してからの得点が多かったので」。後半途中出場の明大FW小柏剛(2年・大宮ユース)が目尻を下げた。

 まずは1−0の同39分。ドリブルで相手DFの股を抜いてから右足シュートを突き刺すと、同47分にはペナルティーエリア内で切り返して相手DFを置き去りにし、再び右足でサイドネットを揺らす、美しいダメ押し点を決めた。

 1年生だった前回大会は全5試合に途中出場し、無得点だった。決勝では、自身が後半に途中出場した直後、同学年の法大FW上田に得点され、そのままピッチで敗戦を告げる笛の音を聞いた。今大会は3試合3得点。全日本大学選抜のイタリア遠征(8月)でも3試合2得点を記録し、波に乗る明大のホープは「優勝しないと去年と同じです。絶対に笑顔で終わりたいです」と、力強くV宣言した。(関陽一郎)

前半、ゴール前で相手のチャンスを潰す明大の岩武主将(右)

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◆「みんなで喜ぶだけ」

 今大会初完封に貢献したJ1浦和内定のDF岩武克弥主将(4年・大分U−18)はこの大会で1年時に遠征メンバー入り、2年時は初優勝、昨年は準優勝と、数少ない“4度目”の決勝経験者となる。決勝には東京・八幡山に残っている選手、マネジャーら約35人が応援に駆けつける。「明治は全員で一つ。あとはみんなで喜ぶだけです」と岩武。相手の大体大には、関東大学1部、総理大臣杯との3冠を狙った2年前の全日本大学選手権(インカレ)準々決勝で敗れただけに、「縁がありますね」と雪辱戦を心待ちにしているようだった。

◆史上3校目

 4年連続決勝進出は大会タイ記録。1987〜90年の順大(優勝=87、89、90年)、2001〜04年の駒大(優勝=02〜04年)に次いで明大が3校目。

4年連続の決勝進出を決め、喜ぶ明大イレブン=ヤンマースタジアム長居で(いずれも伊藤遼撮影)

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◆大体大・菊池「岩武に負けたくない」

 決勝で明大と覇権を競うのは関西一の実力を誇る大体大に決まった。明大のDF岩武主将と昨年のユニバーシアード日本代表チームで同僚だった大体大のDF菊池流帆(4年・青森山田)は「(岩武には)絶対に負けたくないです」と闘志を燃やした。

 「落ち着いて守れています」と個人的にも好調の今大会。「明治はうまいですけど、負けるつもりはありません。勝ちます」と優勝に自信を見せた。

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