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【首都スポ】

[高校野球]強い横浜が帰ってきた! 甲子園初3発!初完封発進

2018年8月10日 紙面から

横浜−愛産大三河 先発で8イニング無失点の横浜・板川=甲子園球場で(伊藤遼撮影)

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◇横浜7−0愛産大三河

 3年連続出場の横浜(南神奈川)が2年ぶりに初戦を突破した。エース板川佳矢投手(3年)から及川雅貴投手(2年)につなぎ零封リレーし、甲子園では初めてとなる3本塁打を放つなど毎回の12安打で7点を奪って愛産大三河(東愛知)を破った。2006年センバツで優勝したが、夏の優勝は松坂大輔を擁した1998年までさかのぼる。春夏合わせて5度の日本一を誇る名門が100回目の夏を20年ぶり優勝で飾る。

 強い横浜が甲子園に帰ってきた。エース板川から、最速150キロの2年生左腕の及川につないで夏の大会では初めての完封発進。1試合3本塁打は、春夏合わせて過去32度の甲子園でなかった長打攻勢だ。V打&8イニング無失点の板川は「横浜は勝って当たり前と思われているので、ここからも一戦一戦勝っていきたい」と力を込めた。

 試練を乗り越えたエースが頼もしい。140キロを超える速球はないが、チェンジアップを効果的に使い4安打7奪三振2四死球。2回1死二、三塁では右中間を破る先制の三塁打。秋の神奈川県大会準々決勝の鎌倉学園戦では終盤に救援して失点した。年明けには投手の練習メニューを渡してもらえず突き放された。「秋は自分のせいで負けた。人の倍やらないと、春や夏に背番号1はつけられないと思った」。後輩の及川のメニューを見て、それを越える練習をした。寮からグラウンドまで走るようにしてグラウンドには毎日投手陣で一番乗りし、春の公式戦で結果を出した。

 はいあがってきたエースに、平田徹監督(35)は「心を鬼にして、ほしました。エースとしての自覚が出てきた。彼らしい、しっかりしたピッチングをしてくれた」と満足げ。9回を締めた及川も「安定したピッチングは見習うところ」と手本にする。今秋ドラフト候補の4番・万波はノーヒットに終わったがタレント豊富な打線は、エースの先制打を口火に主将の斉藤が2ラン、内海がランニング弾、河原木もソロで続いた。

 夏の甲子園の完封勝ちは、8強だった2004年の涌井(現ロッテ)の1−0以来14年ぶり。甲子園で完封勝ちがあったときの横浜は強い。2回戦は昨夏王者の花咲徳栄が相手。板川は「強いチームだけど、自分の最大のパフォーマンスを出せば、抑えられると思う」と力強い。連覇の夢を打ち砕いて、松坂を擁した春夏連覇以来の20年ぶりの頂点へ駆け上がる。 (小原栄二)

    ◇

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