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【首都スポ】

[大学女子サッカー]早大、3連覇か 神奈川大、奪還か

2018年1月13日 紙面から

◇全日本大学女子サッカー選手権<準決勝>

 決勝は関東対決!! 第26回全日本大学女子サッカー選手権は12日、東京・味の素フィールド西が丘で準決勝2試合を行い、6大会ぶりの覇権奪還を目指す神奈川大(関東第5)と3連覇を狙う早大(同第2)が決勝に進出した。神奈川大は2−1で大体大(関西第1)に逆転勝ち。0−1で迎えた後半45分に追いつき、延長に入って勝ち越した。早大は3−2で東洋大(関東第2)に辛勝。終了間際の決勝弾で振り切った。14日に3位決定戦と決勝が行われる。早大が勝つと6度目の優勝、神奈川大が制すと2度目の戴冠となる。

「日本一まであと1勝」のポーズをとる熊谷(中央)ら早大イレブン=味の素フィールド西が丘で(七森祐也撮影)

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◇早大3−2東洋大

 冷や汗勝利で8度目の決勝進出に大きく貢献したのは、後半から交代出場したMF熊谷汐華(3年・十文字)だった。

 「前半0−1で負けていたので、自分の役割はどんどんサイドを仕掛けて点に絡んだり、ゴールを決めたりすること。後半2分の同点ゴールは理想通りの入りだった」

 この日の早大は、立ち上がりから主導権を相手に握られ、なかなかペースがつかめず、前半終了間際に先制点を許した。

 劣勢を打開するために投入された熊谷は、最初の同点ゴールをお膳立て。パスを左サイドで受け、クロスボールをゴール前にいたFW河野朱里(3年・藤枝順心)の頭にどんぴしゃり。「朱里にピンポイントで合わせることは、自分の得意なプレー。あれは二人でお互いに分かっていた」と言えば、河野も「自分は触るだけでいい形だった」と、同学年コンビの息がピタリと合った。

 リードされる展開を2度追いつき、このまま延長戦にもつれるかと思われた後半43分だ。河野のヘディングシュートが右ポストに当たってこぼれたボールを、ゴール前に詰めていた熊谷が右足で押し込み、これが決勝ゴールとなった。辛勝の立役者は「めっちゃ、うれしかった!! 3年目のインカレ準決勝でやっとゴールを決められた」と、練習通りの得点場面に笑顔を見せた。

 決勝の相手は2年前も戦った神奈川大。「自分たちは1年生の頃から4連覇をずっと目標にしているので、絶対に3連覇してつなげたい」と意気込んでいた。  (辛仁夏)

◆東洋大 逃げ切れず

 創部5シーズン目の新興勢力、初のベスト4入りを遂げていた東洋大がここで力尽きた。2度にわたってリードを奪ったものの、逃げ切ることはできなかった。後半8分に右足でチーム2点目のゴールをマークしたFW大内梨央(1年・常葉橘)は、「勝てたと思った試合でした。悔しいです」とガックリ。来季以降が楽しみなルーキーは、「まずは3位決定戦で絶対に勝ちたいです」と、目の前の一戦を物にしてこの大会の有終の美を飾ることを誓った。

延長前半2分、決勝ゴールを決める神奈川大の梅津(右)(平野皓士朗撮影)

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◇神奈川大2−1大体大

 土壇場で追いついた神奈川大が一気にたたみかけ、試合をひっくり返した。延長前半2分、右からの横パスを受けた主将MF梅津美絵(4年・藤枝順心)が歓喜の決勝ゴール。ペナルティーエリア内、右寄りの位置から左足を振り抜き、鮮やかにゴールネットを揺らした。

 勝利の立役者となった背番号「21」は試合後、「いいところにボールが来ました。うまくコントロールできて、後は前を向いて思い切り打つだけでした。みんなで取った1点です。決勝に行けて良かったです」と振り返り、満面の笑みをたたえた。

 過去の梅津はいつもあと一歩のところで頂点にたどり着くことができなかった。この大会の成績は、前々回が準優勝で、前回が3位。大学サッカー界の代表選手として臨んだ昨年のユニバーシアード台北大会では銀メダルに泣いた。高校時代にさかのぼると、3年時の全日本高校女子選手権でも決勝で負けた。大会制覇を渇望する思いは誰よりも強い。

 「優勝したチームを見て、いいなぁといつも思い続けてきました。今度こそは自分がその喜びを味わって、優勝カップを上げたいです」

 決勝の対戦相手は2大会前のファイナルで敗れた早大に決まった。

 「命をかけます。勝つ自信はありますし、何が何でも優勝します」

 銀メダルはもういらない。学生生活集大成の一戦を必ずやうれし涙で飾るつもりだ。(関孝伸) 

◆田中 後半45分同点弾!!

 0−1の瀬戸際だった後半終了間際の45分だった。神奈川大のMF田中萌(4年・村田女子)が得意のドリブルで切り込んでの鮮やかなシュートが、ゴール真ん中上部のネットに突き刺さった。劇的な同点ゴールを放った田中は「最後まで自分で仕掛けようと思っていた。いけるなというスペースが見えて、絶対決めようと気持ちがこもった。ふかしそうになったけど、シュートシーンの出来だったら100点!!」と、会心のゴールを笑顔で振り返った。

    ◇

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