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【首都スポ】

[大学サッカー]筑波大、首位キープ 公式戦4試合ぶり勝利

2017年9月25日 紙面から

後半3分、チーム3点目となるゴールをヘッドで決めた筑波大の北川(左)(岩本旭人撮影)

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◇関東大学リーグ1部<第13節最終日>

 サッカーの第91回関東大学リーグは24日、各地で第13節最終日の1部4試合を行い、筑波大は3−1で駒大を破り、勝ち点29として首位を守った。J2山形への来季加入が内定しているFW北川柊斗(4年・名古屋U18)が先制PKを含む2得点と活躍し、公式戦4試合ぶりの勝利に貢献した。順大は、3位東京国際大に3−2で競り勝ち、筑波大に勝ち点1差の2位をキープ。桐蔭横浜大と対戦した流通経大は3−2と2試合連続で逆転勝ちし、3位に浮上した。明大も3−2で専大を下し、後半戦初白星を挙げた。第14節は1・2部とも30日と10月1日に行われる。

◇筑波大3−1駒大

 主将がチームに勝利の味を思い出させた。J2山形への来季加入が内定している筑波大のFW北川が2ゴール。前半31分のPKを右足でたたき込んで0−0のスコアを動かすと、2−1で迎えた後半3分には左CKのボールをヘッドで決めた。

 「(FWとして)自分で得点を狙っていくことと、(主将として)チームにポジティブな声掛けをしていくこと、この二つをかなり意識していました」

チームメートと喜び合う北川(右)(岩本旭人撮影)

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 筑波大はリーグ前半戦では圧倒的と言っていいほどの強さを発揮したが、このところは調子を落としていた。総理大臣杯全日本大学トーナメント準決勝とリーグ前節で法大に連敗した後、天皇杯4回戦ではJ1大宮に敗北。公式戦3連敗を記録したが、ようやく勝ち、リーグ首位の座を守った。

 連敗中は「僕もちょっと下を向きそうになりました」と振り返った。しかし、同期の仲間に励まされ、顔を上げることができた。この日の試合前には、下級生を含めた選手たちに「サッカーを楽しもう」と原点回帰を促して鼓舞し、リーダーとしての頼もしさを示した。

 そして、何としてでも白星が欲しかった一戦を自らのゴールで制した。前節のゲームで右眉の上部付近を裂傷するけがを負い、この日は試合開始時点から額部分をテーピングでグルグル巻きにしてピッチに立った。見方によっては悲壮感あふれる姿だった背番号10が鬼気迫る顔つきで相手ゴールに向かって攻め込み、結果を残した。

 「(連敗を止めたことによって)みんなが少しは自信を取り戻せたんじゃないかと思います」

 今季のスローガンとして「常勝」を掲げるチームがここで嫌な流れを断ち切った。「(強さを)見せなくちゃいけないと思います。泥くさく、ひたむきに、全力でやっていきます」。それていた横道から戻ってきた筑波大がVロードを改めて歩み始めた。(関孝伸)

◇順大3−2東京国際大

◆順大 3発競り勝ち2位キープ

後半48分、決勝ゴールを決め、笑顔でガッツポーズをする順大の原田(関陽一郎撮影)

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 もうゴールしか見ていなかった。後半41分に同点とされ、迎えた同48分。ペナルティーエリア深くドリブルで攻め上がった順大の左サイドバック、原田鉄平(4年・静岡学園)がDFの体勢を崩すと、ニアサイドのGKの頭上を狙って左足を一振り。筑波大を追走する、劇的な決勝弾がネットに突き刺さった。

 「今日は右サイドが攻撃をしてくれて助かりました。(左の)自分がもう少しビルドアップできていたら、もっと試合をコントロールできたかなと思います。(効果的な攻撃は)最後の1回だけでしたが、結果が出て、ほっとしています」。2年ぶりのリーグ戦ゴールに、ヒーローはうれしそうに目を細めた。

 昨年は準優勝だった総理大臣杯で今季はまさかの初戦敗退。リーグ戦、全日本大学選手権(インカレ)との3冠は露と消えた。だからこそ、27年ぶりとなるリーグ戦制覇を果たし、関東王者としてインカレも制したい。次は、昨季リーグ優勝の明大戦。「受け身にならず、試合をコントロールできれば、負けないと思います」。原田は自信を持って決意を口にした。 (関陽一郎)

◆東京国際大 1部デビュー戦で音泉いきなり初弾

後半41分、同点となる自身1部リーグ戦初得点を決め、チームメートと大喜びする東京国際大の音泉(左)

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 東京国際大のMF音泉(おといずみ)翔真(3年・関東第一)が1部デビュー戦で初ゴール。1−2の後半40分、2部時代の1年時以来のリーグ戦出場を果たすと、1分後にFKからのこぼれ球を左足で押し込み、「ボールが自分のところへ来てくれたんだと思います。ホント、うれしかったです」。

 一時は“10軍”まで落ち、この夏にトップへ戻ったMFは「リーグ戦もインカレも優勝したいです」と、敗戦にも前向きだった。

◇流通経大3−2桐蔭横浜大

◆流通経大 0−2から大逆転 渋谷5分で2得点

前半43分、ボレーシュートを決める流通経大の渡辺(右から2人目)(岩本旭人撮影)

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 優勝のためには勝ち続けなければならない流通経大は前節に続いての逆転勝利。0−2からの反撃で試合をひっくり返した。前半43分、その直前にピッチに入ったばかりのMF渡辺新太(4年・新潟ユース)が1点を返し、同様に交代出場のMF渋谷峻二郎(3年・流通経大柏)=写真=が後半26、30分に連続ゴールをマークした。

 「試合前に『失点しても俺たちで取り返して逆転しよう』と新太さんから言われていたんです」。渋谷は試合後にそう明かし、してやったりの表情を浮かべた。

◆桐蔭横浜大 悪夢の逆転負け

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 勝てば最下位脱出だった桐蔭横浜大は悪夢の逆転負け。前半3分と同18分にエースFW石川大地(4年・水戸啓明)=写真=がともに右足で鮮やかに仕留めたがリードを保てず、勝ち点を逃した。

 前半のうちに1点差にされたのが痛かった。石川自身は通算7ゴールとし、得点ランクの単独2位へと浮上したが、「チームが勝ち切るためのゴールがほしいです」と笑顔はなかった。

◇明大3−2専大

◆明大・木戸弾で後半戦初白星だ

後半35分、チーム3点目を決め、金原(右)に祝福される明大の木戸。左奥は小柏

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 明大はエースのFW木戸皓貴主将(4年・東福岡)が決勝点。2−1の後半30分に途中出場し、同35分に自身が起点となった攻撃から、右からのクロスをスライディングしながら右足で合わせた。「(アシストの)桜井を信じて走った結果です。気持ちが通じました」。同42分に1点差とされただけに、大きな得点だった。

 前節は1−4で大敗。「練習でぬるいと、(試合に)出ると改めて気付かされました」。この1週間、厳しい練習をしたという昨季王者。この1勝を転機としたい。

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