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【首都スポ】

[大学サッカー]慶大・渡辺恭、V弾が大学初得点! 9節ぶり白星、2部降格圏から脱出

2017年9月24日 紙面から

決勝ゴールを決めた慶大の渡辺恭は試合後、この表情でガッツポーズ(岩本旭人撮影)

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◇関東大学サッカーリーグ<第13節第1日> 慶大2−1法大

 慶大、9節ぶりに勝った! 第91回関東大学サッカーリーグ(東京中日スポーツ後援)は23日、各地で第13節第1日の1部2試合、2部6試合を行い、1部では慶大が2−1で法大を破り、第4節以来の白星で2部降格圏の11位から圏外の10位に浮上した。慶大は1−1の後半45分、途中出場のMF渡辺恭平(4年・新潟)が決勝点を挙げた。東洋大は4−1で日体大に快勝した。1部の残り4試合は24日に行われる。

 土壇場の後半45分に1−1の均衡が破れた。右サイドからの折り返しに対し、疾風のごとく走り込んできたのはMF渡辺恭。加速に乗ったまま左足ダイレクトで合わせ、相手GKにじだんだを踏ませた。

 背番号13のヒーローは同27分から交代でピッチに入っていた。途中出場だったにもかかわらず、「それ(ゴール時)までは守備のところで全然走れていませんでした」と苦笑い。右足首の捻挫から復帰したばかりで、コンディションが万全ではなかったからだ。しかし、「絶対にいいボールが来ると信じて走りました」とギアを上げ、ゴール前に必死に飛び込んでいった。

 「やった、と思いました。ただそれだけです」と振り返った千金弾は自身にとっての大学初得点だった。進学校から1浪した後に、慶大商学部の入試にパス。そもそもが無名であり、「関東大学リーグに出られるようになるとは思っていませんでした」と言うが、最上級生になったシーズンにようやく日の目を見た。

 「でも、自分のゴールがどうとかいうことよりも、勝てたのがうれしいです」

 チームはこの勝利により、2部降格圏から抜け出す10位へと浮上した。「今の目標は1部に残留することです。落としたら地獄。残留すれば、とりあえず天国です」と、浅黒い精悍(せいかん)な表情を崩してほほ笑んだ。

 卒業後は大手証券会社に就職する。競技人生の最後を「天国」で締めくくるべく、スピードとバネを武器とする“慶大の黒ヒョウ”がさらにもう一花咲かせる。 (関孝伸)

◆もうひとりの渡辺、先制の右足ボレー

前半15分、先制ゴールを決めて喜ぶ慶大の渡辺夏(7)

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 慶大の先制ゴールをたたき込んだのはもうひとりの渡辺、MF夏彦(4年・国学院久我山)だった。前半15分に浮き球を右足ダイレクトボレーで沈めた。「思い通りのシュートでした。落ち着いて蹴ることができました」と振り返った一撃がゴール左隅に吸い込まれた。「勢いがある相手を倒したということで、(浮上の)相当いいきっかけになると思います」と、総理大臣杯全日本大学トーナメントで優勝したばかりの王者法大を下したことを誇った。

◆法大・黒崎同点弾も「隙があった」

後半、スペースへと走り込む法大の黒崎

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 前半36分に1度は試合を振り出しに戻した法大だったが、最後に突き放されてしまった。左サイドから右足で美しい同点弾をねじ込んだDF黒崎隼人(3年・栃木SCユース)は、自身のゴールが勝利に結びつかずにガックリ。「(負けたのは心に)隙があったからだと思います。(総理大臣杯で)日本一になったおごりみたいなものが(チーム全体に)あったのかなと感じています」と猛省した。

     ◇

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