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【首都スポ】

[大学サッカー]4年ぶり1部復帰の東洋大 目標は「絶対残留」

2017年4月21日 紙面から

 第91回関東大学サッカー1部リーグ(東京中日スポーツ後援)が15日に開幕した。4年ぶり2回目となる1部の激闘に挑んでいる東洋大は黒星からのスタート。前回の昇格時は1年で2部に逆戻りしてしまっただけに、今回は「絶対残留」を目標に掲げる。チームのけん引役は主将GK伊藤俊祐(4年・柏U−18)。入学当初から主力のMF高橋宏季(3年・FC東京U−18)を軸に、課題とされる攻撃力を改善させたい。 (関孝伸)

東洋大GK伊藤俊祐

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◆GK伊藤「ゼロで抑えて勝ちたい」

 「楽しみにしていました」と、かねて胸を躍らせてきた1部リーグの舞台がついに訪れた。GK伊藤が入学した3年前は2部降格の1年目。「自分が1部に上げようと思って入学しました」と意気込んだが、復帰までには時間を要した。

 3年生になった昨季にレギュラー定着を遂げ、全22試合でゴールを死守した。リーグ戦の合計失点数は20。1試合平均で1失点に満たない鉄壁ぶりを見せ、1部昇格に貢献した。

 昇格を決めた最終節の一戦は伊藤にとって理想に近い流れだった。全員が高い集中力を保つ中、伊藤もピンチで好守を披露。そして、試合終了間際に1点を奪い、勝ちをもぎ取ったのだった。GKがしのいでいる展開からチャンスをものにして1−0という“勝利の方程式”は1部においてはさらに必要とされる。

 迎えた今季の開幕戦は2点を献上し、0−2で落とした。相手のゴールはPKとクリーンシュートによるもので、伊藤の責任ではないように思われる。しかし、自身は「PKは止めるつもりでした。2失点目のときはみんなの足が止まっている時間帯だったので、自分がコーチングで声をかけるべきでした」と、悔いを残している。

 チームがこのままズルズルと沈んでいかないためには、今こそ、伊藤の踏ん張りが求められる。

 「初戦では出せなかったビッグセーブを次こそはバシッと決めて、ゼロで抑えて勝ちたいです」

 GKとしては上背がさほどないが、その分、俊敏性にたけている。「特に至近距離からのシュートストップには自信があります」と胸を張る絶対的守護神が真骨頂を発揮したとき、東洋大の逆襲がそこから始まる。

◆伊藤俊祐ア・ラ・カルト

 ◆自分の部屋の掃除 便利なブラシなどを100円ショップで買いあさり、隅々まできれいにしている。始めたのは最近のことで、部屋に遊びにきた友だちから「汚(きたな)っ」と指摘されたのがきっかけとなった。「自分ではそういう意識はなかったんですけど、汚かったらしいです。やってみたら、はまりました」

 ◆英語の勉強 英語を話せたらかっこいいし、将来的に海外でプレーするようにでもなれば、間違いなく必要に迫られる。ということで、まずは文法を復習するところから始めようと思い立ち、昔の教科書を引っ張り出して勉強に励んでいる。

<伊藤俊祐(いとう・しゅんすけ)> 1995(平成7)年9月26日生まれの21歳。千葉県松戸市出身。175センチ、74キロ。同市立六実第二小学校1年のときに六実サッカークラブでプレーを始めた。中高の6年間は柏の下部組織に所属。高2時に日本クラブユース選手権(U−18)で優勝したほか、U−18Jリーグ選抜のメンバーに選出された。東洋大では昨季からレギュラーとなり、今季は主将を務める。

東洋大MF高橋宏季

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◆MF高橋「試合を決める選手になる」

 仙頭啓矢(現J2京都)という前線の大エースが抜けた今季の東洋大は得点力の低下が懸念される。その穴を一人で埋められるような個は見当たらないだけに、組織全体として攻め手をつくり出していくしかない。

 そんな状況下で大きな期待を担うのがMF高橋だ。ミスが少なく、ゲームをコントロールしながらラストパスを繰り出す司令塔。入学直後から定位置をつかむなど、過去2年間でリーグ戦42試合に出場してきた不可欠の攻撃的ボランチに、チームの浮沈が委ねられる。

 「これまで試合にずっと出てきましたし、3年生にもなったので、今年はさらに強い責任を感じています。攻撃も守備も自分が中心になってやっていかなければなりません。個人的にも勝負のシーズン。レベルが高い1部リーグでも目立つような存在にならなければいけないと考えています」

 昨季までは「前にいる啓矢くん(仙頭)にパスを出しておけば何とかやってくれるだろう」という“頼る意識”も抱いてのプレーだった。しかし、今季は「試合を決める選手、ゴールも奪える選手になる」ことを自らに課す。後方からパスを供給するだけではなく、ゴール前にも積極的に顔を出そうと心がける。

 全22試合に出場した昨季リーグ戦で記録した数字は1ゴール4アシストだった。これを最低でも5得点5アシスト、できれば10アシストまで到達させたいともくろむ。

 仙頭が務めたセットプレーのキッカー役を引き継ぐことになり、現在、FKとCKに磨きをかけている。「去年までは蹴っていなかったわけですけど、フリーキックを直接決めたりとか、練習での手応えはあります」と、秘密の武器も隠し持つ。

◆高橋宏季ア・ラ・カルト

 ◆ショッピング 洋服を買いに出かけるのが好きで、月に1回くらいのペースでサッカー部の友だちと渋谷や表参道あたりに行く。ただし、学生なので、出向く度に購入するわけではない。「ここ数カ月は何も買っていません。見て回ったり、ぶらぶらしたりするのだけでも楽しいです」

 ◆好きな女性有名人 ドラマ「プロポーズ大作戦」(2007年)を見て、長澤まさみ(29)のことが好きになった。「特に笑顔がかわいいです」。自分と同世代で好みなのは大原櫻子(21)。

<高橋宏季(たかはし・こうき)> 1996(平成8)年6月15日生まれの20歳。東京都東村山市出身。174センチ、66キロ。同市の精心幼稚園年長組のときにサッカーを始めた。化成小サッカークラブを経て、中高の6年間はFC東京の下部組織でプレーした。同下部組織時代の最高成績は高3時の日本クラブユース選手権(U−18)準優勝。東洋大では入学直後から試合に出続けている。関東B・北信越大学選抜。

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