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【競馬・ボート・競輪】

[ボート]守田、3年ぶり2度目ダービー王 蒲郡SG「ボートレースダービー」優勝戦

2018年10月29日 紙面から

ダービーを制しガッツポーズの守田俊介(左)と馬場貴也=蒲郡で(高岡辰伍撮影)

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 愛知県・蒲郡ボートのナイターSG「第65回ボートレースダービー」は28日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の守田俊介(43)=滋賀=がインからコンマ07のトップSで逃げを決め、2015年・ダービー以来3年ぶり2回目のSG優勝。賞金3500万円を獲得して同ランキングはレース前の34位から6位に順位を上げ、暮れのグランプリ出場を当確させた。2着は2周1Mで差し返した篠崎元志、3着には石野貴之が入った。

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 やはり経験は一番の財産だ。かなりの重圧がかかるSGファイナル1号艇。しかもピット離れから全く気の抜けない戦いでも、守田は実に冷静だった。「浩二(池田)がいてくれたし、僕もピット離れは良かった。起こしが練習よりちょっと後ろだったけどこの辺なら合わせられると思った」。戦前の予想より余裕のある120メートル起こし。自慢のS力、さらに節イチを誇る33号機のパワーがあればもう十分。コンマ07のトップSを決めると、2Mを回ってもう勝利を確信した。

2マークを先頭で旋回する守田

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 「1回目のプレッシャーがすごかったから。それに比べたらたやすいです」。3年前の浜名湖ダービーも優勝戦1号艇。当時、今まで味わったことのない緊張感に押しつぶされず、コンマ06のトップSを決めた。不惑にして初のSGタイトルを手にしてから3年。2日目の4着以外は2連対を外さなかった強さ、安定感には風格さえ漂っていた。

 優勝賞金3500万円を獲得。前回はその全額を東日本大震災の被災地へと寄付した心優しき男だが、今回も使い道を聞かれると「スティッククリーナーがほしいな」と相変わらず欲がない。今後の目標も「いつも通りに一走一走。結果は後からついてくる」と淡々としたものだが、出場が確定したグランプリには少しだけ目を向けた。「前回は3走目が6着で終わったし、消化不良だった。今度は精神的に違った思いで臨めると思う」。2度目となる暮れの大一番。そこでも経験を最大限に生かし、大暴れする。 (大久保晋)

<守田俊介(もりた・しゅんすけ)> 1975(昭和50)年8月12日生まれの43歳。171センチ、51キロ。血液はA型。京都府宇治市出身。府立久御山高校中退。選手養成74期生、滋賀支部所属。同期には鳥飼真、伊藤誠二、石渡鉄兵、立間充宏、辻栄蔵らがいる。94年5月・びわこでデビュー(5着)。96年8月・平和島で初優勝。SG初出場は97年3月・クラシック(住之江)。15年・ダービー(浜名湖)でSG初優勝。18年・ダービー(蒲郡)で2回目のビッグタイトルを獲得。GI4Vを含む通算優勝回数は91回。家族は母、妹、弟。

◆優勝戦VTR

 ▼12R (3)石川が強引な前付けにはいかず進入は枠なり3・3。120メートル入った位置から起こした(1)守田がコンマ07のトップSを決めて1Mを先取り、あっさりBS抜け出すと後続を寄せつけず逃げ切ってV。1Mで全速握った(4)篠崎に最内を差した(6)石野がBSグイグイ伸びて迫るが、2Mフルターンの篠崎に対し石野も内から踏ん張り競り合いに。2周1M石野を行かせて冷静に差した篠崎が1艇身前に出て2着を守る。石野は惜しくも3着。地元の(2)池田は1Mで(5)井口と接触もあり6着に敗れる。

◆篠崎元、2着で復活アピール

 5カ月ぶりの実戦復帰を果たした篠崎元志が優勝戦で2着。復活を猛烈にアピールした。「スタートですね。もう少し行ければチャンスがあったけど悔しいです」と唇をかんだが、レース内容は上々。1、2Mは全速旋回で首位追走。2周1Mは先マイする石野の内を鋭く切り込み、競り合いを制した。「エンジンは今までのSGの優勝戦の中で一番出ていた」。エース17号機はファイナルでも快調だった。

◆戦い終えて

 石野貴之(3着)いい調整ができた。足は全部が抜群でした。次の(SG)チャレンジカップで頑張ります。

 井口佳典(4着)足はいい状態だった。1マークは消極的になってしまった。そこを課題にここからの大事な1カ月を過ごしたい。

 石川真二(5着)いい経験はできた。精いっぱいやれることはやった。足の状態は良かったけど、ピット離れが合っていなかったのは反省。

 池田浩二(6着)Sはもう少し分かるところから行きたかった。1マークはおかしなターンだった。でもエンジンが出ればまだSGでも頑張れる。

 ◆売り上げ目標クリア 第65回ボートレースダービーを開催した蒲郡ボートは6日間で118億3167万9900円(返還額2億3739万9100円)を売り上げ、目標とした110億円を大きく上回る盛況に終わった。

 

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